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2014年09月10日
編集部

巨人追撃のキーマンは菊池、オレだ、オレだ、オレだ打法は今夜も健在、また中日を撃破

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広島の菊池がまた打った。昨夜、延長十回にサヨナラ打を放ったそのバットが火を噴いたのは五回だ。

プロ2度目の先発となった中日の若松をこの回、広島打線が一気に攻略して2対1と試合をひっくり返しなおも二死一、三塁で菊池が左翼線に適時二塁打。リードを2点に広げて若松をマウンドから引きずり下ろすと、続く丸が二番手岡田から適時打して、けっきょく試合は4対1のまま、広島の連勝となった。

菊池は四回の打席でも若松の初球を左翼ポールの遥か上を超える大ファウル。ファンの度肝を抜いたあと、技ありの中前打を放った。

実は四回までに広島の放ったヒットは2本だけ。残り1本は先発の野村祐輔であとの野手は若松の打たせて取る術中にはまっていた。

その守備力から「ひとり忍者部隊!?」の異名をとる菊池のバッティングも「変化自在」。快速球投手だろうと、この日のような「崩し」の得意な投手だろうと1打席見ただけで瞬く間に対応する。

昨年141試合に出場して、2年目で初めて規定打席に到達した菊池の打率は2割4分7厘。左投手を2割7分7厘と打ちながら右投手には2割3分5厘に抑えられた。

今季は違う。首位打者も狙える3割2、3分台を上下しながら左右投手とも優に3割以上打ち込んでいる。目覚ましい進化を遂げているのだ。

しかも今季の対巨人戦の打率は3割5分近くあり、塁打数44もセ5球団中最多。

広島は中日連戦3のあと、甲子園に乗り込み3連戦、そしてまたマツダスタジアムで巨人3連戦の9連戦。当然、巨人ベンチは菊池封じに躍起になっているだろうが「変化自在」のバッティングの前にはデータ野球は無力のはず…である。

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