広島の宮崎・日南キャンプが2月1日、始まった。
24年ぶりのリーグ優勝を目指す広島は、この日キャンプ地を訪れ緒方監督と長時間意見交換したOBの前田智徳氏も「優勝候補と断言」するように、今季大いに注目すべき存在になりそう。
画像にある天福球場ライト側の奥右にある屋内ブレペンには、前田健太と3人の外国人投手以外全員が入って初日からピッチング。昨季のセ・リーグ新人王、大瀬良は新たな武器となるスプリットも交えながら82球。大瀬良と同期の九里は早くも153球を投じた。
野手ではドラフト1位ルーキーの野間峻祥が初日とは思えないような鋭い打球を広角に打ち分けた。打球の回転がいいので伸びる感じがいい。
ランチタイムには梵、エルドレッド、それに新井貴浩と新外国人のグスマンが「5球ずつの回し打ち」を行った。グスマンはミート中心の打撃で鳥かごの後ろに集まった緒方監督、新井打撃コーチらの熱い視線を受けた。
新井貴浩は3割程度のスイングでセンターを中心に外野に伸びる打球を連発。さらに全体練習のあと、特守を志願して画像の屋内ブルペンの隣に現在、仮オープンしている屋内練習場で1対1のノックに挑戦。
「若いころこの球場でしごかれたことを思い出した。打つ、守る、走るをまたイチから鍛え直したい」と大粒の汗を流しながらも笑顔だった。