10月に開幕するNBL2015-2016シーズンに向け全体練習をスタートさせた広島ドラゴンフライズが6月23日、広島市内で競技特性を見るためのフィールドテストを行った。
身体能力をチーム全体でチェックして個々の数値を把握するのは今回が初めて。「NBL優勝」を新たな目標を掲げた佐古賢一ヘッドコーチの下で、まずは選手ひとりひとりがそれぞれの特性などを理解するとともに、今後のトレーニングへの取り組み方を工夫し、故障に強い身体作りを目指す。
2013-2014 シーズンにスタートしたNBLは来年の男子バスケットボール新リーグのスタートによりこの秋からがラストシーズンとなる。広島ドラゴンフライズは新リーグでのさらなる飛躍を見据えてNBL最終王者を目指すことになる。
なおこの日、測定が行われたのは次の7項目。広島ドラゴンフライズのメディカル面及びフィジカル面を全面的にサポートしている、医療法人社団 飛翔会グループの高橋大輔さんと森田憲吾さんが測定を担当した。
形態測定、身体能力チェックが行われたのは次の7項目。
・皮下脂肪厚 、指高(腕を真上に挙げた時の指先の高さ)、指極(両腕をいっぱいに左右に伸ばした時の長さ)
・垂直跳び(瞬発力)
・両足と片足のランニングジャンプ(複合瞬発力)
・20メートルスプリント(直線スピード)
・プロアジリティ(方向転換)
・Laneアジリティ(各種ステップ)
・イリノイアジリティ(複合スピード)
選手に事前説明する森田さん(中央)と高橋さん(中央左)
指高を測定する坂田央(あたる)選手
皮下脂肪厚の数値は通常の成人男性に比べると驚くほど低い
皮下脂肪厚測定器
田中成也選手の垂直跳び
栗野譲選手の垂直跳び
20メートルスプリントスタート前の岡崎修司選手
入団会見を翌日に控えた鵤(いかるが)誠司選手も20メートスプリントに挑戦、測定は自動で行われる。
ただ今、記録確認中…
2回の切り返しを含むダッシュのタイムを計測するプロアジリティ測定中の平尾充庸(あつのぶ)選手
最後に全員一斉に挑戦したYo-Yoテスト(全身持久力・心肺系)は最もハードな測定で、タイム通りに走れなくなるとその時点で選手が抜けていく…最後まで残るのは…
最後のひとりまで残ったのは北川弘(ひろむ)選手
今後は「動きの評価」FMSも実施、さらにシーズン開幕前など節目、節目でテストを行う予定。