地域と共に、みんなの広島スポーツ交流マガジン

昨シーズン、天皇杯とVプレミアリーグの二冠を達成した、JTサンダーズ。Vプレミアリーグ優勝は、創部85年目にして、初めて勝ち取ることが出来ました。 

今シーズンは、ディフェンディング・チャンピオンとして迎える初のシーズンになります。

が、昨シーズンはほぼレギュラーとして活躍していた、ウィングスパイカー小澤選手が現役引退（東海大学大学院に進学。現在は東海大学男子バレーボール部のコーチングスタッフ）。

ほぼ全試合にスタメン出場したリベロの酒井選手を放出（現在、全日本チームのリベロとして活躍中。プロ契約選手だったため、若返りを目指すチーム方針から今季の契約をしなかったとの説明。9/1付の自身のblogで、サントリーサンバーズに所属すると発表。今季はライバルとして対峙することに…）

にもかかわらず新入団選手は福岡大学からの、リベロ唐川選手１人のみ。

と、どう考えても昨シーズンよりも戦力ダウンの状態での再スタートと思われました。 

その上、現在、ウィングスパイカーの八子選手は、9/8からスタートするワールドカップ全日本チーム代表に選出されて、留守。（9/8から13までの5日間、9/11は試合なし、広島グリーンアリーナで開催です！皆で応援に行こう!!）

助っ人オポジット（スーパーエース）のレオさんはまだ合流していない。

故障上がりで、まだゲームに参加出来ない状態の選手もチラホラ…。 

 

この状態で、９月５日、６日２日間、ロシア代表とJTサンダーズの練習試合が組まれました。

猫田さんとザイツェフさんの繋がり、ですかね。

普通、ないですよね。

 

ロシアは、男子バレーボール世界ランキング第2位です。（日本は、21位…。多分、過去最低のランクです）

驚きの高さ!

メンバー資料とかないけど、２メートル越えがゾロゾロ、って感じ。

立って、手を上げただけで、ネットを越えてました。

試合開始前の練習では、アタックラインよりも前に打ち込むほどの高さからのクイックに、ビックリ仰天！

…試合にならないんじゃないの!?といらん心配をしてしまいました。

 

で、結果の方はロシア代表相手に

16－25

20－25

22－25

いい勝負でした。

１、２セットは出場していたけど、第3セットは交代してコートサイドでストレッチをしていたロシア代表の主将が、第3セット 12－12 になった辺りから、ストレッチを止めて、JTチームを“ガン見”してました。 

越川さんのサーブは「世界級」だ、と再認識した試合でした。

MVPに選ばれながら、全日本メンバーの選出から外れた越川さんの“意地”が垣間見える、素晴らしいサーブと、素晴らしいサーブレシーブでした。

越川さんは世界に通用する選手ですね。

 

スタメン起用されていた、ミドルブロッカーの中島くん（入部二年目）が、サーブの時に「オワッ!」と、微妙な掛け声で打つので、笑いをこらえるのが大変で(苦笑)。いいサーブで、効果的。なのに笑われる中島くん。観客席には人が沢山居て、子どもたちもたくさん！子どもは素直だから(笑)。中島くんが「オワッ!」つってサーブ打つと、その直後に子どもたちが口々に「オワ～ッ」「オワ～ッ」と言う感じでした。 

しかし。

今シーズンどうなることか、と心配していたのですが、

おぅ～!?その選手をそう起用しますか!?!とか、

え!?何のためのピンチサーバー!?

と思ったら、その後に凄いプレーが出て、

おぅ～!?そのための起用でしたか!?

とか思うことばかりで。

本当に、ビバ！ビスコ！

ナイス 采配！

と、益々ビスコファンになりました。

選手起用って、洞察と想像力なんだなぁ～と、感動してしまいました。

 

今シーズンも、応援しまくることを誓います！ 

皆様、JTサンダーズをよろしくお願いいたします！

（ちゃこ） 

追記；猫田体育館はシーズンOFFに大改修しました。改修工事の為に、ファン感謝デーを国際会議場の会議室を借りて行うことになり、初優勝後でもの凄い参加希望に対して開催規模が小さく、凄い競争率だったんですね。なので、「改修工事」って言われてもよくわからなくて、なにしてんだよ(怒)って感じだったんです。今日、久し振りに猫田体育館に行き、たくさんビックリしました。 

①和式便器だったのが、全て、洋式便器＋ウォシュレット付に変わっていた!

②観客席に上がる階段は、大人２人が歩調を合わせて歩くと、ゆらんゆらんする状態だったのですが、ガッチリと耐震補強されていた！

③天井のあちこちが剥げていて見苦しかったのが、全てきれいにされていた！空調の効きが悪くて、いつもタオルで汗を拭いているか団扇か扇子が必要だった（それが分かっていたから、わざわざ“JT団扇”を作って、観客席に上がる階段の下のテーブルに置いてあったくらいです）のが、実に快適空間！となってました。 

優勝賞金10000000円。

凄い額だけど、私らファンがもらえる訳じゃないし、と思っていたのに、もの凄く、私たちに“還元”してもらった感で、満たされました。

今季も、目一杯応援します！