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2016年01月01日
編集部

前田健太、黒田博樹の歩んだ道になぞらえてドジャーブルーと胸の赤い印融合へ

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マエケン
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広島からポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ移籍を目指していた前田健太投手(27)がドジャースとの契約に合意した。契約は現地時間の12月31日までで、米国メディアのWEBサイト情報などをもとに日本メディアが元日、初の日の出を拝んだあとのタイミングでいっせいに伝えた。

前田のドジャースとの契約はすでにかなり前からの既定路線。先ごろ、家族で渡米した前田は訪問先のドジャースタジアムで「WELCOME KEN TMAEDA」のメッセージを映像装置に点灯させる歓迎ぶりで、複数の米国メディアが「ドジャース入り最有力」としていた。

前田が初めてメジャーを強く意識したのは「理想とするピッチングスタイル」のダルビッシュ有がレンジャース入りを決めた2011年オフだった。ポスティングで松坂大輔を上回る史上最高額の5170万3411ドルで交渉権を得た時のことだ。

「真っ直ぐでも変化球でも勝負できる。ダルビッシュさんのような投球で自分も高いレベルで勝負したい」

前年には手三冠を手にしてこの年、2年連続で200イニング超えを成し遂げた右腕がそんな夢を描くのも当然だった。広島は長らくBクラスに低迷。前田がいくら孤軍奮闘してもクライマックスシリーズにさえ届かないチーム状況が上向く様子はなかった。

2012年は3シーズン連続の200イニング超えで14勝7敗、防御率1・53。最優秀防御率のタイトルを獲得した。

2013年は15勝7敗、防御率2・10。そしてオフには契約更改のあとの会見の場で「メジャー挑戦」の意思があることを表明した。

2014年1月には田中将大がヤンキースと総額1億5500万ドルで7年契約に合意した。前田の気持ちの中のモヤモヤはさらに広がった、と容易に想像できる。

しかし2014年シーズンは11勝9敗、大事なところで勝ち切れず不発…。2年連続でクライマックスシリーズには進んだが球団から「ファンの納得した形でメジャーに挑戦すべき」とくぎを刺された。

12月の契約更改のあと前田は「毎年行きたいという思いは伝えているので来年、行ければいいな思いますし、必要されている時にいきたい、後悔したくない」と詰めかけた報道陣にコメント。そして「契約した以上はカープでがんばりたい」と悔しさを滲ませていた。新年俸は2000万円増の3億円(推定)。当然、納得できるものではなかったろう。

今回、晴れてメジャー挑戦切符を手にした前田はこれまでの日本人最年長契約だった田中将大の7年を上回る8年の長期契約も手にすることになりそうだ。これはドジャース側が前田の特性を見極め、球のキレと投球術で長期に渡り活躍できる資質を持ち合わせている、と評価したからにほかならない。

いや、もうひとつ。黒田博樹がかつてその力量を存分に示してくれたように赤いユニホームに袖を通す”広島育ち”のそのファイティングスピリットも高く評価してのことだろう。

マエケンは、ドジャーブルーと赤い胸の印を融合させることで、ダルビッシュ夕や田中将大の背中を追いかけることになる。飛躍できるかどうか?胸に刻んだ赤い印の誇りとともに…

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