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2016年01月31日
編集部

「東京五輪代表監督に森保氏浮上」の記事は当然!その名将が声を上げているのに、新サッカースタジアムが旧広島市民球場跡地にできない?

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年明け、チームの写真撮影で笑顔を見せる森保監督

 

サンフレッチェ広島の浅野拓磨が宿敵、韓国のどてっぱらに「2発」ぶち込み、23歳以下日本代表をリオデジャネイロ五輪に導いた。

浅野株はイッキに上昇。(そんなことで浮かれないのが浅野…)と同時に浅野を育ててきた森保一監督の注目度も高まり、「東京五輪監督に森保氏浮上」(スポニチ)など、森保監督の「東京五輪待望論」が急速に盛り上がりつつある。

だが、ひろスポ!既報のとおり、森保監督はフル代表の監督の資質さえ十分に兼ね備えている。「五輪ではもったいない」という関係者もいる。

おそらく森保監督は日本サッカーの未来を大きく変えるだろう。長期停滞気味の日本サッカー界は「協会も現場も変わらなくてはいけない」(日本代表などを担当した記者)時期にさしかかっている。

それを実践できる数少ない「人材」のひとりが森保監督だ。

そのことに中央の関係者はすでに気づいている。

ところが広島ではどうしたことか、森保監督がたった3週間しかないオフの時間を割いて、放送局をハシゴし、あるいは関係者と直接会って「新サッカースタジアムを旧広島市民球場跡地に建設することの有用性」を説いて回り、頭を下げているにもかかわらず、依然として「スタジアムは宇品」とする市・県の関係者、地元財界トップらの考え方に大きな変化は見られない。

すでにひろスポ!には「実際にスタジアムに応援に行く」広島県内外の18人の方たちの「宇品はNO、スタジアムは当然、旧広島市民球場跡地にあるべき」との「ジャッジ」が届き、その理由も様々な角度から示された。森保監督の想いと市民・県民サポーターの声は完全に重なっている。

誤解を承知で言えば、森保監督がいつまでも広島にいてくれると思ったら大間違いだ。これだけの情熱を持って3度の日本一と世界3位の栄光を広島にもたらしてくれるような人材は「広島スポーツ100年」を考えた場合、もう二度と出てこない可能性の方が高い。戦後復興の象徴であるカープを初優勝に導いた当時の古葉竹識監督と双璧をなす。

仮に森保監督が広島を出ていくとしても、「世界に誇る」サッカースタジアムが広島にあればきっとまた戻ってきてくれる。例えそれが監督としてではなくとも、だ。

いや、森保監督だけではない。選手も、関係者も、大学に合格した学生も、異動で県外に転出した人も、みんなまた世界にひとつだけの「広島の都市の顔」が旧広島市民球場跡地にあればきっと広島に戻りたくなくなる。「誇るべきもの」がある街の住民は幸せだ。

なぜ、新サッカースタジアムが旧広島市民球場跡地でなければいけないか、はすでにひろスポ!に寄せらてた18人の「声」が十分に説明責任を果たしたと考える。そして今なおひろスポ!には熱い思いが続々と寄せられている。

森保監督がフル代表を率いて原爆慰霊碑に献花し、そして原爆ドームの見えるスタジアムで世界と渡り合う姿がひろスポ!には見える、いや、もうずっと前から見えている。

そして、世界中の代表チームやビッグクラブが、旧広島市民球場跡地にできた新スタジアムで熱い戦いを繰り広げ、サポーターたちが原爆ドームの姿に見入るその風景も…。

広島の戦後復興の象徴的存在だった旧広島市民球場は「奇跡の器」とも呼ばれた。新たに完成する新サッカースタジアムは、被爆都市広島が発信する世界恒久平和実現への「軌跡の器」、森保監督も多くのサポーターもそう考えている。

スタジアムの規模や、工費、運営方法、安全面の配慮などはいくらでも工夫、調整できる。しかし人々の気持ちに抗うならどんなに立派な施設を作ろうとやがて「負の遺産」と化す。我々に求められているのは広島のこどもたちへの「未来への遺産」である。

広島新サッカースタジアム取材班

 

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