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2016年04月08日
編集部編集部

19回も協議を重ねたが実は16回目でも何も決まらず…ひろスポ!は見た!「サッカースタジアム検討協議会」の誰がどうやって広島みなと公園を祭り上げたのか?(5)

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旧広島市民球場跡地
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    レッドヘル

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    ダグ

19回も開いたのにその大半の時間を、配布された資料などの”解読”に費やし11人の委員の建設的な話し合いをしない(させない)ままタイムアップ、サッカースタジアム検討協議会とは何だったのか?

 

松井市長、湯崎知事ら3者会談が「広島みなと公園優位」の拠り所としてきたサッカースタジアム検討協議会。2013年6月6日に第1回目が開催され、2014年11月21日に最後となる第19回目が開催された。

その後、同年12月19日に同協議会19回分の協議の内容をまとめた「提言書」が同協議会の三浦会長から松井市長、湯崎知事、広島商工会議所の深山会頭、広島県サッカー協会の小城会長の「4者」に手渡され、翌2015年1月13日に4者会談が開催された。会談には事務方が用意した資料をもとに進められた。

続いて7月22日、1月の会談で「辞退」を申し出た小城会長を除く3者が集まり、この時に「広島みなと公園優位」を確認した。他のメディアがスルーだったので、ひろスポ!が湯崎知事に「港湾関係者が猛烈に反対していて広島みなと公園というのはどうなのか?」と直接尋ねたが「だから調査をします」のひとこと。

この日も同じく資料が用意されていたが、そこには「広島みなと公園」優位となる数字が散りばめられていた。これらはサッカースタジアム検討協議会の「提言」をもとに作成されたという。もうこの時点でどうなるかは十分、予想できた。

松井市長らが繰り返し口にする「サッカースタジアム検討協議会の提言に従って…」とは、その「提言」を受け、その数字を”うまく拾って”作成したこの”資料の中の世界”だけを指している。

そこにはサンフレッチェ広島の意向や40万件を超える署名の思いが反映されてはいない。サッカースタジアム検討協議会で”それらの意見は十分に汲み取った”ということになっているが、実際はまったく汲み取っていない。

サンフレッチェ広島などの意向に沿ったものであるならば、サンフレッチェ広島、広島県サッカー協会が「広島みなと公園案」に反旗を翻すはずがない。そんなことをすればサンフレッチェ広島は、単なるわがまま集団ということになる。わがままなのはどっちなのか?

松井市長ら3者会談だけでなく、地元関係者の間からもよく聞こえてくる「今さら遅い」の発想もおかしい。そういう空気は確かに以前からあったにはあったが、はっきり3者側の方向性が出された訳でもなく、旧広島市民球場跡地案と並走させていたのだから、サンフレッチェ広島も広島県サッカー協会も表立っては言いようがない。

この場ではっきりさせておくが、広島県サッカー協会は降りたくて4者会談から降りたわけではない。3者がどんどん話を進めていき、それを事務方の広島県サッカー協会担当者が資料に落としていく。

学校で仲間外れを作るいじめっ子たちのやり方と同じ。それが積もり積もって、その結果、「強烈カウンター」を3者が食らうことになったという落ちになる。

サンフレッチェ広島の最も得意とするカウンター攻撃をあなどっていたのではないか?

3者は港湾関係者からもカウンター攻撃を受けている。原因は3者側にあると思った方が合点がいく。

仮に今後、広島みなと公園で行こう!という流れができたとしても、最終的には「広島県港湾審議会」を通さないとスタジアム建設はできない。港湾、倉庫、トラック業界が賛成しなければ審議未了で差し戻しになる。それもなんとかなるだろう、と高をくくっていたとしか思えない。

現状では港湾関係者の意思は固く、「100パーセント宇品は廃案」の声が港の方から聞こえてくる。

 

 

ひろスポ!は見た!「サッカースタジアム検討協議会」の誰がどうやって広島みなと公園を祭り上げたのか?の5回目は…

サンフレッチェ広島に新スタジアムを!サポーターと広島県民に誇れるスポーツ文化拠点を!サッカースタジアム検討協議会、10月最終報告に向け「具体的議論」これから?(2014年9月30日掲載)

…の記事を取り上げる。

「10月には話し合いの成果をまとめる」といいながらも9月30日に行われた第16回協議会のこの内容を見れば、「広島にふさわしいスタジアム建設」に向けての方向性がまったく定まっていないことがよく分かる。

そんな協議会を、広島の未来を託すたたき台にすることはできない。

よって、協議会の運営を”広島市から任された”三浦会長、山根副会長の責任は重大…。そして、今なお「協議会は解散したのかどうかさえ、はっきりしたことを聞いていない」という声が委員からは上がっている。

加えて、広島市などが「情報公開請求してもらえれば閲覧できる」という協議会の「議事録」は、3人の委員が署名を拒否した。よって正確には「議事録にあらず」とも取れる。

なお、この時の記事から広島新サッカースタジアム取材班署名入りとなっている。以下、その記事を紹介する。

2014年9月30日
サンフレッチェ広島に新スタジアムを!サポーターと広島県民に誇れるスポーツ文化拠点を!サッカースタジアム検討協議会、10月最終報告に向け「具体的議論」これから?

広島市中区の広島商工会議所で第16回サッカースタジアム検討協議会があった。

資料が配布され、全11委員が出席して主に4カ所あるスタジアム建設候補別の総工費試算について話し合われた。

その件はまた別の機会に譲るとして、資料5、A41枚に次のように記されていた。

 

成果品である「サッカースタジアムのあるべき姿(仮称)」

Ⅰ全体的な考え方
以下の構成からなる「中間とりまとめ」を完成させ「最終とりまとめ」とする作業を考える。

1、はじめに
2、機論の経過
3、議論の内容
1)サッカースタジアム整備に係る諸課題等
2)広島のまちづくりにおけるサッカースタジアムの位置づけ等
3)サッカースタジアムの規模・設備・複合機能化など
4)他都市でのサッカースタジアム建設の取り組み
5)サッカースタジアム整備のための候補地
6)諸課題に対する議論の状況
以上1)から6)をアップデートする
4、あるべき姿の提案に向けて…新規書き下ろしする

Ⅱ「中間とりまとめ」における「4、あるべき姿の提案に向けて」の内容
4、あるべき姿の提案に向けて
昨年6月以降、本協議会において議論を重ね、今回の中間とりまとめまでに、広島におけるサッカースタジアム整備のための候補地5カ所に絞り込んだところである。
これまでの議論を踏まえ、今後、広島に相応しいサッカースタジアムの規模・設備、建設場所、交通アクセス、付加する機能・施設、建設主体、管理運営方法(運営主体)、収支計画、経済波及効果などについて、サッカー競技から見た観点も考慮し、具体的に議論していく必要がある。
このため、県民・市民をはじめ関わりのある人々の意見に耳を傾けつつ、市場分析を踏まえた適切なサッカースタジアムの規模や複合機能、スタジアムのイメージ、建設のための資金調達やサッカースタジアムの管理運営方法等に関する実現可能性の調査などを行い、更に候補地を絞り込みながら議論を深めていく。

 

この1枚の資料によれば、昨年6月8日の初回開催から16回もの話し合いを重ねてきたにもかかわらず、実はこれから、しかも10月いっぱいで「今後、広島に相応しいサッカースタジアムの規模・設備、建設場所、交通アクセス、付加する機能・施設、建設主体、管理運営方法(運営主体)、収支計画、経済波及効果などについて、サッカー競技から見た観点も考慮し、具体的に議論していく」ということになる。

資料の中にある「中間報告」が広島市の松井市長らに提出されたのは4月。それから半年かけてそれこそ「具体的に議論」を重ね、建設場所はもちろんスタジアムの規模や特徴、運営主体や収支計画、さらには広島ならではの複合性、多目的性を具現化していくはずが、実はそのいずれもがまったく固まっていない、という状況だ。

委員の中からは「規模・設備、建設場所、交通アクセス、付加する機能・施設、建設主体、管理運営方法(運営主体)、収支計画」などについて時間をかけて議論すべき、という声が当然ながら何度も、しかも強い調子であがっていたが、けっきょく16回を重ねて肝心カナメの場所すら決めることができないでいるのは協議会の運営方針にも問題があった、と結論づけざるを得ない。

公益財団法人広島県サッカー協会、サンフレッチェ広島後援会、サンフレッチェ広島の三者が369,638件の署名簿を広島市・広島県・商工会議所へ提出し、サッカースタジアム建設早期実現に向けた検討委員会の早期立ち上げを要請したのはは2013年1月17日。J1連覇という素晴らしい成果をあげたサンフレッチェ広島のホームタウンがサッカースタジアムの「早期完成」を強く望むは当然のことで、またJリーグ誕生から20年以上が経過しサッカーを生活の一部とする多くの市民が存在することも紛れもない事実だ。

書名数は現在40万件を越え、スタジアム建設は「待ったなし」の状況にある中、検討協議会は「県民・市民をはじめ関わりのある人々の意見に耳を傾けつつ」協議を進めるために8月「広島にふさわしいサッカースタジアムに関する調査」を実施した。ただしこのアンケートでは建設場所については問うていない。

アンケート結果の紹介も別の機会に譲るが、アンケート調査の対象は平成6年7月31日現在、広島市に住む男女となっている。標本数は2540人。有効回収率は44・57パーセント。

その標本構成をみると「対象者の年齢」が10代1・5パーセント、20代8・6パーセント、30代13・5パーセント、40代16・3パーセント、50代15・5パーセントと散らばりがあったあと、60代以上40・5パーセントとなっている。この年齢分布と現在のエディオンスタジアム広島に観戦に訪れるサポーターの年齢構成が一致するとはとても思えない。

サンフレッチェ広島はすでに旧広島市民球場跡地をスタジアム建設の候補地としてあげ、またそれに賛同する市民の声も非常に多い。一方で現在のエディオンスタジアム広島の「評価」はJリーグのスタジアムの中でも「最低」ランク。ところが検討協議会では、建設候補地4カ所とは別に、オプションでエディオンスタジアム広島を検討対象として残している。

2004年、近鉄球団が消滅するなど球界再編の嵐が吹き荒れたあと広島で立ち上げられた「新球場建設促進協議議会」。新球場(現マツダスタジアム)の早期建設に向け広島の各界トップクラスが集い、話し合いを重ねて「現在地建て替え」の結論を導き出したにもかかわらず、当時の広島市・秋葉市長の意向もあって最終的には「貨物ヤード跡地新設」という結論に至った過去が広島にはある。

文責・新サッカースタジアム問題取材斑

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