サンフレッチェ広島、浅野拓磨、ドイツ１部のアウクスブルク入り報道過熱

サンフレッチェ広島のＦＷ浅野拓磨の海外移籍報道が過熱している。

スポニチ電子版では６月２０日、日本代表ＦＷとしても存在感を増しつつある浅野に対して、獲得に動いているドイツ１部のＦＣアウクスブルクが、３００万ユーロ（約３億５１００万円）の破格の移籍金を用意している、と報じた。

浅野は高卒プロ３年目の昨季、森保監督のもとでその才能が開花、Ｊ１を制したチームを、スーパーサブ、８得点で”アシスト”して、ベストヤングプレーヤー賞に輝いた。

今年、１月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選では、決勝の韓国戦で２得点を決めてその名はさらに知られるところとなった。また、今回のキリン杯に急きょ招集され、６月３日のブルガリア戦では自ら奪ったＰＫを決めてＡ代表初得点もマークした。

スポニチでは、ガンバ大阪の日本代表ＦＷ、宇佐美貴史もアウクスブルク移籍が決定的な状況と報じている。宇佐美は２０１１－１２シーズン、バイエルン・ミュンヘンにガンバ大阪から期限付き移籍。２０１２－１３シーズンにはホッフェンハイムに活躍の場を求めたが、２０１３年６月にガンバ大阪に復帰した。

宇佐美の場合はすでに、海外挑戦の実績があり、その信憑性は高そう？

浅野はどうか？もちろん第２ステージでのＪ１王者巻き返しに向けて浅野の存在は欠かせない。

海外移籍報道に関しては、サンフレッチェ広島サイドや浅野サイドからの情報よりも、その周辺の関係者、あるいは海外の代理人サイドの情報なども加味されている場合が多く、今後は「広島生まれのジャガーがドイツのピッチへ…」なる見出しが躍るかどうか？が注目される。

なおＦＣアスクスブルクのＦＷ陣はシーズン終了時点で４人。主力はシーズン途中で期限付き移籍してきたアルフレズ・フィンホガソン（２７歳、アイスランド）で１３試合に先発して７得点。現在、ＥＵＲＯ（欧州選手権）に参戦中。スペインのレアル・ソシエダから完全移籍。

新加入のチ・ドンウォン（２５歳、韓国）は先発７試合、途中出場１４試合で無得点と１８７センチの長身を生かし切れず？

先発１９試合で４得点のラウール・ボバディジャ（アルゼンチン）は２９歳になり、シーズン後半は途中出場に回っている。

４人目は新人のアルビアン・アイエティ（スイス）で１９歳。途中出場１試合に止まった。

ＦＣアウクスブルクは１９０７年創立。ホームタウンはドイツ南部の大都市ミュンヘンの西北西約６０キロ、バイエルン州アウクスブルク（人口およそ２８万人）。ホームスタジアムは２００９年に新設されたWWKアレナでおよそ３万人収容。

ブンデスリーガ１部には２０１１－１２シーズンより初参戦。２０１４－１５が５位（15勝4分15敗）、２０１５－１６は１２位（34試合 9勝11分14敗）。日本人選手では細貝萌が２０１１－１２シーズンに在籍した。

ディアク・シュスター新監督は、ダルムシュタットを率いてブンデスリーガ３部、２部、１部と連続昇格、２０１５－１６シーズンは１部で１４位の成績を残し、新生アウクスブルクが注目されている。

ＦＣアウクスブルク、オフィシャルサイト
www.fcaugsburg.de/cms/website.php

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