NHK総合テレビ「お好みワイド」より
サンフレッチェ広島の森保一監督が1月10日、MHK総合テレビ、広島夕方ローカルニュース「お好みワイド」に生出演して無冠に終わった昨季をバネに「タイトルを取って広島のみなさんに喜んでもらう!」と今季への意気込を語った。
サンフレッチェ広島は昨季、ACLではグループステージ敗退、J1でのリーグ戦年間成績は6位、天皇杯とYBCルヴァンカップはともにベスト8に止まった。
これらの成績について森保監督は生放送の中で「ケガや選手の移籍で当たり前のことが当たり前にできなくなった」と振り返りながら「不測の事態を乗り越える力をつけないといけない」とし、カップ戦は「ベスト4以上」で「必ず優勝争いをする」戦いをもう一度目指すことを目標に据えた。
また、昨季はJ1リーグ戦で上位5チームに2勝8敗、その中の鹿島アントラーズ、川崎フロンターレ、ガンバ大阪に0勝6と辛酸をなめさせられた経験を踏まえ「優勝争いするにはここをひっくり返さないといけない」と強力なライバルたちの上を行く戦いを自分たちのノルマとした。
これらのクラブとは、昨季もそうであったように今季もまた際どい戦いの連続となることも予想される。そのため「昨季は試合内容が悪くない中での黒星だったので、耐えるべきとこで耐えて無失点でいかないといけないし、攻撃は決めきること」と、改めてシンプルな課題を掲げ「勝利の鉄則をどこまで徹底できるか?」と自らに言い聞かせるように語った。
また、「寿人は3度の優勝に大きく貢献してピッチ内外での大きな支えだったし、ウタカもそう、宮原も残っていればブレークしていたので痛い」と戦力の相次ぐ流出について触れたあと「大変ですけど当たり前と思って、顔ぶれが変わる中、与えられた環境でベストを尽くす、いる選手で勝つ」ときっぱり!
新鮮力への期待については「工藤のFWは得点に絡み、点を取ってもらう。前線で戦う気持ちを前面に出したプレーも含めて、柏で多くのタイトルを獲得した勝者のメンタリティに期待したい」とコメントした。
そして最後に「タイトル獲得」の文字をテレビカメラに披露、サンフレッチェ広島の監督として迎える6シーズン目でのさらなるチームの進化へ向け強い意欲を示した。