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2017年01月19日
ちゃこ

ちゃこのVプレミアレポート、猫田勝敏さんらが積み重ねてきた歴史の中に生きる広島バレーボール魂とJTサンダーズ

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JT
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広島市に住む私にとって、バレーボールをすることや見ること、国際大会を広島市内で見ることは、当たり前だった。

Vプレミアリーグ前身の日本リーグ・専売広島の試合は、小学校低学年の時から見ていたし。

そんな私にとって、バレーボールをプレーする人の周りで動いている人もまた、身近な存在であった。

みな、自分の責務に忠実で、真摯で、礼儀正しい。

コートサポート1つにしても、何故それをキチンと行うことが大切かを理解させ、それをどうやって実践するのかの技術を身につける。

プレーも大事だが、質の高いバレーボールを目の前で展開してもらえる一役を担うことが出来ることは、きっと、自分たちのバレーボールを楽しむ・質を引き上げる時に役立つことだろう。

 

広島で試合がある時には観戦にいく、というスタイルから、JTサンダーズの観戦のために各地に遠征するようになったのは、実はつい最近のことだ。

約5年前、JTサンダーズは、大卒の期待の大物ルーキー・八子大輔が入団したにも関わらず、チャレンジマッチに行くことになった。居ても立っても居られず、夜行バスで大和市まで駆けつけた。

 

広島以外の土地でバレーボール観戦をするようになって、プレーをしている選手、観戦している自分たち、の、周りでたくさんの人のサポートや気遣いがあることに気づくようになった。

広島に住んでいると当たり前に提供されていたことが、他の土地では当たり前でない、と言うことがわかった。

同時に、猫田勝敏さんを輩出した広島が、どれだけバレーボールを大切に育んできたのかを、思い知らされた。

広島のバレーボールの歴史を、ありがたいものだと、改めて感じた。

 

和歌山大会でイライラしてしまったのは、JTの試合運びにだけではない。主審右手側のエンドのボールボーイの動きが不適切なのだ。

越川さんは、サーブに入る時のルーチンがある。コートからサーブに向かって出て行く時には、肘や足のサポーターを直しながら集中力を高めている。

そして、さあ行こう!となったところで初めてボールを要求する。

それを、まだ集中力を高めている(ボールボーイの方を見てない)時に、ボールを勝手に越川さんに向かって投げてしまうのだ。

主審から左手側のボールボーイは、1回ボールを断ったらそこからキチンと学び、次からは要求されたらボールを出すようになっていた。

右手側のボールボーイは、最後まで同じだった。

それだけではなくて、右手側のボールボーイは、筧本さんがサーブを打とうとして位置を下がっている途中に、選手の後ろにボールを転がしてボールを移動させた!

もう!これには、ヒヤヒヤして、危ないし、筧本さんがケガでもしたらどうするん!と、怒りさえ感じた。彼らを指導している指導者が未熟なんだろう。

モップ掛けやタオル係にしてもそう。試合中のテクニカルタイムアウト時のモップ掛けは時間も短く、キビキビと動かないと、コート内を拭くだけで終わってしまう。

広島では、時間内に必ず、コートエンドのサーブ打つ辺りまでしっかりとモップ掛けが行き届く。タオル係も、呼ばれることを予測していつでもコート内に走っていけるように待機し、拭いた後も拭き残しがないか目で確認している。広島はレベルが高い。

和歌山大会では、タオル係の子がちゃちゃっと拭いて下がってしまい、越川さんが、まだ!と自分で拭いている場面が多く見られた。あれでは、競っている場面で、集中力が削がれてしまうだろう。

応援にしても、応援団長を置き、エールを送り合うやり方のバレーボールの応援はかなり古風で、だが礼儀正しい。

 

昨今は、相手がポイントを取った時に鳴物を鳴らし「頑張れ」コールをするのが当たり前になってしまったが、JTサンダーズ応援団だけは良き伝統を守り、それをやらない。

以前は、相手のサーブミスでの得点の際も、やっていなかったが、それだと、相手の「頑張れ」コールも含めると相手の応援団の声ばかり聞こえるので、最近は時代の流れに譲歩して、やっているが。

 

広島県バレーボール協会には、元JTで元全日本代表の、下村英士さんがおられる。元全日本代表選手が、地方のバレーボール協会で仕事をしているのは、下村さんだけだそう。広島のバレーボールの歴史は、受け継がれるべきだ。

その頂点で、JTサンダーズは、トップリーグにいることが必要だ。

揺らがぬ矜持を持つことは、精神的な支柱を持つということ。

メンタルの強さに繋がると信じる。

 

頑張れ!広島!

頑張れ!バレーボールに関わる全ての人!

頑張れ!JTサンダーズ!

(ちゃこ)

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