後ろ姿は選手の動きを見守る佐古賢一ヘッドコーチ(トップ画像説明)
広島ドラゴンフライズの、B.LEAGUE 元年の戦いが正念場を迎える。
B2合計18チチームの4強で争うプレーオフ。広島ドラゴンフライズの所属するB2西地区はすでに地区優勝した島根スサノオマジックがプレーオフ進出を決めた。
西地区2位を死守している広島ドラゴンフライズがプレーオフを確定させるためには、今週末に熊本である熊本ヴォルターズ戦に2連戦する必要がある。もし2連敗すれば3位熊本ヴォルターズに逆にプレーオフの芽が出てくる。
プレーオフに進まなければ、次のシーズンもまたB2だ。
広島ドラゴンフライズは2014年4月7日に実質的なスタートを切った。
ゼロから作り上げるチームに初めて大卒、もしくは在学中の選手5人揃っての会見がその日、開かれた。
上記、当時の写真で見るメンバーの4人、左から坂田央、ひとりおいて田中成手、北川弘、岡崎修司は今週末のアウェー戦、B1昇格への難関、熊本ヴォルターズ戦に備えて調整を続けている。(左から2人目の柳川龍之介はB1の仙台89ERSに在籍)
坂田、北川、岡崎の3選手は当時はまだ練習生という立場だった。
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その2カ月後に佐古賢一ヘッドコーチの就任が決まった。選択肢はいくつもあったのに、なぜ広島にやってくることを決めたのか?それは「広島に誕生した新チームと自分の歴史を重ね合わせる」ためだった。
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それからチームは3度のシーズンを戦ってきた。
コート外では2015年の夏に「新リーグ1部階層分けならず」という大きな出来事も経験した。
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現場を預かる佐古ヘッドコーチ自身も、B.LEAGUE B2での挑戦にはもう一度熟考を重ねたようだ。そして昨年7月、「自分の歴史を重ね合わせる」チャレンジがリスタートした。
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