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2017年05月14日
編集部編集部

JTサンダーズの意義深い2連覇を考察する…ちゃこの黒鷲旗レポートまとめ

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JT 黒鷲旗 優勝
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JTサンダーズ、黒鷲旗連覇のみなさんの笑顔、撮影しました(トップ画像説明)

 

第66回黒鷲旗全日本男女選手権大会。今回は2大会ぶりに全日本男子メンバーが招集されていなかった。各チームに全日本男子登録メンバーが残っていた、ということだ。

昨年度のJTサンダーズ優勝に関しては、他チームは主力選手がごっそり全日本男子に取られていて、誰も招集されていなかったJTサンダーズの優勝は「棚ボタ」的なもの、という失礼な話も一部ではあった。

JTサンダーズの戦力が落ちてないとすれば、越川優選手を全日本男子に招集していないことの方が問題であって、甚だ失礼な話である。大体、全日本男子に選ばれた選手が抜けたらガタガタというのでは、日本のバレーボールはまるで個人技だ。

JTがVプレミアリーグ・ファイナル6にギリギリ滑り込んだ昨季、黒鷲旗優勝の最有力候補は豊田合成だった。

イゴールも登録されており、リベロもセッターもサイドアタッカーも全日本男子には招集されておらず(若手のミドルが1人招集)、戦力がリーグと比べて落ちてない。本気で3冠を狙っていた。欠けていたピースはただ一つ。リーグ優勝後、契約期間外だから、とチームを離れていたアンディッシュ監督だ。

昨季黒鷲旗で、準決勝でジェイテクトに敗れた合成を見て、「チームとして脆いな」という感想を持った。監督がゲキを飛ばしながらまとめていないと、我の強いリベロやOP、Sが一つ方向を向いている気がしない。いくら第3セットで0-2で負けていて、劣勢でも、ゲーム中にコートで泣いているセッターなんて、他に見たことない。

そして、黒鷲旗は6連戦。決勝トーナメントは勝ち続ければレギュラーメンバーで3連戦。その前のプレミア対決(グループ戦最終戦)から数えると4連戦。合成のようにエースがイゴール一本では無理なのだ。負けるべくして負けたのだ。ジェイテクトのチーム力の方が上だった。

一昨季は、JTサンダーズがプレミアリーグを制した年。JTサンダーズは期待されていながら、決勝トーナメント初戦で、Vプレミアリーグ決勝の再戦、サントリーと対戦。(これは、サントリーがグループ内上位チームとしてグループ組みをされながら、東レに下剋上されてしまい、グループ2位通過となったため、このような組み合わせが起こった。今季もこれと同じようなことが起こった黒鷲旗になった)フルセットの激闘の末に敗戦。この初戦が、事実上の決勝戦となり、サントリーが優勝している。

今季黒鷲旗、リーグ7位のJTサンダーズは、下位チームとしてグループ組みされた。グループBには豊田合成(リーグ2位)とJT(リーグ7位)が配置。JTとしては、まず、グループ戦で“下剋上”をし、グループ1位で通過し、決勝トーナメントの組み合わせの中で優位に立つ必要があった。

豊田合成は、監督ばかりではなくイゴールも今大会出場選手登録をしていなかった。正セッターもリベロも、イゴールに次ぐ得点力のサイドアタッカーもコートに出さず、まるで負けてもいい口実を作って戦っているような、真剣味に欠ける、ふざけた布陣を組んでいた。コート上のメンバーを見て、うちの監督よりも、真剣に3冠を狙っている東レの監督がマジ怒り!していた。グループBの2位通過チームは、決勝トーナメント初戦で東レと戦うからだ。

JT 黒鷲旗 優勝
黒鷲旗決勝トーナメント組み合わせ

JTサンダーズは…

決勝トーナメント初戦:グループA2位のFC東京
準決勝:初戦でサントリーを破った堺ブレイザーズ
決勝:準決勝で東レを破ったパナソニック

…と対戦。

見事に、昨季優勝に続き2連覇を達成!今季でインドアからビーチバレーに転向する越川優選手、苦しい中、急遽来日しチームに加わってくれたセルビアの次世代OPルブリッチ選手、を最高の形で送り出すことが出来た。

勝因を聞かれた選手たちが、みな口々に言っているのが、「チームが1つになれた」という言葉だ。

昨季もそうだが、今季もVプレミアリーグでは満足な結果が出せず、「こんなハズではなかった」と思うことばかりだった。

一昨季は、WS越川の対角は八子、八子が故障してからは小澤が担っており、攻撃・守備が想定内だった。なんといっても、リベロにベテラン酒井が居て、酒井の安定した2段トスから、十分に攻撃が出来た。

昨季・今季のリベロは、酒井が抜けた後、世代交代し大卒の唐川が定位置。ディグはいいのだが、肝心のサーブレシーブとオーバーハンドパスによる2段トスの精度が低い。守れない上に、反撃の役に立たない。最悪だ。

その上、セッター深津のトスは、精神的動揺(焦り、油断、イラつき…)がプレーに現れやすく、昨季のレオのようなベテラOPならカバーできたかも知れないが、ルーベはまだ23歳。セッターのトスで持ってる力を引き出していかなきゃいけないくらいで、カバーなんて。

今季は越川の対角WSが安定せず(八子、安井の故障。不調。)、シーズン最後は若手の吉岡でほぼ固定されていたが、守備力が劣り、越川に掛かる負担が大きかった。レセプションを乱され、トスもブレる、となると、勝てる確率はガックリ下がるのは当たり前だ。

黒鷲旗では、「JTサンダーズの弱点を補強した移籍だったハズが移籍前のチームから承諾が得られなかった」という理由で、この1年をベンチ外で過ごしたWS山本将平を起用。昨年12月にあった天皇杯も「Vリーグ」管轄外のため出場できたが、リーグ開催中の大会であり、リーグには出場出来てない山本将平はチームと合致しておらず、ギクシャクした戦いをして、初戦敗退した。

リーグが終わってから、山本将平はチームメンバーとのコミュニケーションに気を使い時間を割いた、と話している。

また、リベロも、シーズン中にレギュラーだった唐川をベンチ外にやり、新人井上航を起用。井上航自体の実績も素晴らしく、大学4年のインカレでベストリベロを受賞、また出身が広島市そう徳高校ということで基本がしっかりしている。

山本将平、L井上航のレセプションの安定感、ディグの精度、繋ぎのパスの精度が、パナソニックの福澤、クビアク、L永野のそれを上回っていた、これに尽きるだろう。

控えセッターには、東福岡高校出身の金子を想定し直前まで練習していたが、5/1〜開催のU-23アジア大会の全日本男子代表に選抜されたため、黒鷲旗出場選手登録から外れ、金子のトスは見れなかったことは残念だった。

ビスコ監督は、日和見主義ではない。就任後一貫して、「いま、調子の良い選手を使う」「控えに回った選手も、自分のやるべきことをやるべき時に力を出す」「みなさんにいいプレー、いい試合をお見せする」と言い続けている。そこはブレない。

「この大会で、今1番ベストなチームは自分たちだと、証明しよう」

ビスコ監督の元、チームはぐっと固まった。リーグ後、黒鷲旗に向けた練習で、若手がハツラツと動いていた。

レセプションが格段に良くなり、越川さんの負担が減って、攻撃に楽に加われるようになり得点力が上がった。繋いだボールが丁寧に2段トスでルーベに上がる。それを打ち切ることで、リーグでは苦しんでいたルーベが、自分の立ち位置を得た。

決勝戦でファインレシーブを何本も上げた井上航だが、1番ペーペーでありながら、後衛からブロック位置の修正の声かけをしていた。これはチームにそれが言える土壌がなければなかなか言えない。

レセプションの安定や、繋ぎのパスの精度は、一見個人技のように見えるが、プレーは全て繋がっている。ルーベの力強いスパイクを生み出したのは、繋いだボールに託された「信頼」だったのだから。

ビスコ監督と越川優選手は、同時にJTにやってきた。

全日本男子代表の不可解な選出もあり、越川優選手はオリンピックを目指してビーチバレーに転向することになり、チームを去ることになった。

越川がJTに来てから、JTコート内は革命だった。緩さが無くなり、勝ちに貪欲になった。

越川JTの4年間、黒鷲旗は、①準優勝②ベスト8③優勝④優勝。

来季もビスコ体制であって欲しい、と思う。

越川優選手のオリンピック出場、本来ならば全日本男子代表として行って欲しかったが、ビーチバレーでの出場を心から応援する。

(ちゃこ)

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