トップ画像は、今週の練習風景(猫田体育館にて)。充実した練習ぶりでした
2017-18Vプレミアリーグ男子、レギュラーラウンド第1レグ 第6戦・ジェイテクト・スティングス戦(11月11日・土曜日、北海道・深川市総合体育館)
広島から北海道まで移動しての試合。JTサンダーズは、オフの合宿を北海道芦別市で行う(今年は女子のJTマーヴェラスが行ってました)関係もあり、会場に、芦別市の関係者からの応援横断幕も出ていました。
1レグも、残り2試合。対戦相手ジェイテクトには、昨シーズン1レグこそ勝利しましたが、2.3レグの大事な試合で、ことごとくカジースキにやられました。地元初戦の東広島市で、25-14で第1セット取りながら、その後3セットダウンしての逆転負けは、忘れられない試合の一つです。
さて、今日の試合結果は!
25-18
25-18
25-22
セットカウント3-0で、勝利!ポイント3をゲット。白星2つ先行の4勝2敗、ポイント11で、現在3位。1試合毎に順位が入れ替わる、戦国模様でJTサンダーズは3位浮上です。
スターティングメンバーは、
WS:山本将平、吉岡
MB:筧本、中島
OP:エドガー
S:深津
L:井上航
ビスコ監督が目指す、「世代交代しながら」「今のベストメンバーで」戦う形に、見事になっています。各セット、金子選手をどんな形でか(今日は、ピンチサーバーとしてのみ)出場させているのにも、注目です。
数字で見る(アタック決定率やサーブレシーブ成功率など)よりも、それ以上の「粘り」が勝利に繋がったと思いました。ブロックされた、としてもネット下でフォローして繋ぎチャンスを待つ。ブロックを抜かれた、でも後ろでリベロの航がレシーブ。それを繋ぐ。繋いでハイセットはMBだろうとOPだろうと、上げてましたね。今週の猫田体育館での練習通りです。
テクトのカジースキはOPではなく、WS。スーパーサーブも打つし、アタックもバックからも打つ。けど、サーブレシーブも担っている。サーブレシーブもそんなに崩れることがなく、上手い。それでも、執拗にカジースキを狙い続けたJTの戦術が、カジースキを調子に乗らせなかった要因だと思いました。
ブロック13本(3セットで)は素晴らしい数字ですが、執拗にワンタッチを取り、自分たちの攻撃機会に切り替えた戦いに拍手です。
テクトは、カジースキをWSで使うので、OPが日本人になるのですが、昨年OPを勤めた古田が退団(ヴァレオス北海道に移籍)。開幕すぐは古田の前にOPをやっていた清野が出ていましたが、今は昨シーズンまではMBだった袴谷。攻撃力はダウンしているものと思われます。
第1セットは、守備力には定評のあるWS浅野(身長が180無いので、全日本ではリベロ登録だった)のスーパーレシーブでエドガーのアタックを拾われまくり、序盤リードされましたが、JTもブロックフォローやディグで粘り、吉岡のナイスサーブを起点に7連続ポイントし、一気に逆転!24-18でピンサに出た金子の、後衛でのスーパーディグもありました!
第2セットは、終始相手に流れを渡さず。JTのやりたいバレーを展開出来たと思います。
テクトに粘られることが分かっている第3セット。カジースキがギアを1段上げてきた感じで、連続サービスエースを取られます。最大4ポイントリードを許し、いつもなら慌てるところですが、2セット先取していることもあり冷静でした。
カジースキのサーブをエドガーのアタックで切ると、カジースキの対角の浅野を徹底マーク。深津がブロックで仕留め、仕留められなくてもブロックに引っ掛けて決めさせない。点差を縮めたところで浅野を交代させました(浅野は守備がいいですし、今年はキャプテンバーを背負ってます。多分ビスコ監督なら下げないと思うけど。)
13-13同点になってセッター交代、と、テクトはバタバタ。吉岡のブロックで14-13と逆転に成功すると、テクトはOP袴谷まで交代、バタバタ。その後は再逆転を許さず、試合を勝ちきりました。
この1レグ最終週の戦いがカギだと思ってました。
戦国模様の今シーズン。JTが今負けているのは、合成とパナにだけ。ただ3勝してるのが、FC、堺、サントリーと今シーズン波に乗れていない下位チームから。今週のジェイテクト、東レにどう戦うのか、で、今年のJTサンダーズを占えると思ってた。
イケる!
若手が育っていて、エドガーとの相性も良い。フロア全体のボールの守りが良い。深津のトス回しも良い。(パナ戦は弟意識し過ぎ)
日曜の東レ戦、楽しみです。頑張れ!JTサンダーズ!
(ちゃこ)