Fリーグ入りを目指して強化を急ぐ広島エフ・ドゥ(トップ画像)
Jリーグは12月5日、横浜アリーナで年間表彰式「Jリーグ・アウォーズ」を開催した。サンフレッチェ広島は6年連続7度目のフェアプレー賞高円宮杯に輝いた。警告、退場のなかった試合はリーグ最多の17。DF水本裕貴は3年ぶり2度目のフェアプレー個人賞を受賞した。
J1リーグは川崎フロンターレの大逆転優勝で幕を閉じた。国内ビッグタイトルは天皇杯を残すのみとなった。決勝は2018年1月1日、埼玉スタジアム2002で行われる。
その翌週、1月8日(月・祝)にはFリーグが最終を迎える。駒沢屋内球技場でのセントラル開催でレギュラーシーズンを締めくくる。
Fリーグは日本サッカー協会傘下の日本フットサル連盟が主催する国内フットサルリーグで2007年にスタートした。今年(2017-2018シーズン)で11年目を迎えた。10年ひと区切りと考えると、もう新たなステップの時期に来ている。
参加クラブは北は北海道から南は大分まで全部で12。宮城、千葉、東京都に2、神奈川、静岡、愛知、大阪、兵庫に点在する。
Fリーグにはトップリーグへの参加を目指す準会員リーグ(Fチャレンジリーグ)がある。ただしFリーグとの入れ替えはない。2012年にスタート。当初、参加したのは4クラブで、広島エフ・ドゥも名を連ねた。
広島エフ・ドゥは1999年11月に「広島に強いフットサルチームを作ろう!」と関係者が奔走して結成された。2011年5月に法人化され、Fリーグ入りを目指すことを正式に表明し、準会員クラブとなった。
DUARIGFチャレンジリーグ2017-2018 は6月に始まり、2018年1月20日まで。7クラブが参加し、ホーム&アウェー方式でそれぞれ12試合を戦う。
広島エフ・ドゥのほかに参加しているクラブは東京2、長野、石川、愛知、それに島根。島根県は浜田市を拠点とする浜田フットサルクラブHNTが参戦中だ。
ちなみに広島エフ・ドゥはここまで9戦を消化して2勝1分け6敗と苦戦中。5月から11月までの期間に行われた中国フットサルリーグ(4クラブでホーム&アウェー方式)の方では7勝1敗で優勝しており、Fチャレンジリーグのレベルは当然ながら高い。
ところでここからが”本題”だが、Fリーグはすでに紹介したように改革の時期を迎え、現在水面下では「新編成」に向けた準備が進められている。
広島エフ・ドゥでは12月5日、砂川元汰選手(山口大学)の入団を発表した。各クラブもその”準備”に追われている。
砂川選手(広島エフ・ドゥオフィシャルサイトより)
広島エフ・ドゥオフィシャルサイト
www.hiroshima-fdo.net/
まだ、公には発表されていないが、Fリーグでは2018-2019シーズンからデビジョン1、デビジョン2の2部制が採用されるはずだ。
今季、12クラブだったFリーグに準会員クラブ7を加えて19クラブ。あと1クラブを加えれば全20クラブでスタートできる。
そうなると準加盟クラブはディビジョン2からのスタートとなる。
広島エフ・ドゥの描いてきた夢が7年でいよいよ現実のものとなる。
(この項、続く)
広島エフ・ドゥ取材班