トップ画像はバンビシャス奈良のセンター、チリジ・ネパウエをマークするケビン・コッツァー(左)
B2第14節GAME2 バンビシャス奈良戦(12月24日、広島県立みよし公園アリーナ)
広島ドラゴンフライズ76-78バンビシャス奈良
1Q:18-8
2Q:17-27
3Q:16-23
4Q:25-20
入場者数:1248人
シーズン成績:14勝12敗(B2西地区4位)
【スターター】
広島:#1村上駿斗、#7坂田央、#11北川弘、#24田中成也、#42ケビン・コッツァー
奈良:#6チリジ・ネパウエ、#13小松秀平、#15寺下太基、#22武田倫太郎、#24本多純平
広島ドラゴンフライズが手痛い1敗を喫して土・日連勝を逃した。バンビシャス奈良はこれでやっと6勝目、借金はまだ13もある。
12月30日・31日には広島サンプラザホールでの茨城ロボッツ戦を控える広島ドラゴンフライズ。ライジングゼファー福岡を倒した前節から”5連勝フィニシュ”で年内を締め括るはずだったのだが…
前日、土曜のスコアは…
広島ドラゴンフライズ83-74バンビシャス奈良
1Q:13-25
2Q:32-20
3Q:20-19
4Q:18-10
前日は、第1クォーターの出遅れを第2クォーター、テレンス・ドリスドムとクリント・チャップマンのコンビで取り返した。
ところが第1クォーターでゲームの主導権を握ったかに思えたこの日は、逆に第2クォーターでまさかの27失点…。
ここをせめて23失点までにしのいでおけば、トータルでは前日と同じ74失点。勝ち負けは逆になっていた。
余分な失点はやはり、最後に重くのしかかってくる。最終クォーター、残り11秒、北川弘がプレッシャーを跳ね除けフリースロー2本を決めて76-77と迫ったがあと1ショット届かなかった。
三次市のスポンサードゲーム、画像中央左が三次市の増田和俊市長、中央右は広島ドラゴンフライズの浦伸嘉代表取締役社長
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#13クリント・チャップマン18点
#3テレンス・ドリスドム13点
#7坂田央 11点
#24田中成也 11点
◆リバウンド
#42ケビン・コッツァー12リバウンド
バンビシャス奈良
◆得点
#33喜久山貴一18点
#23ジョシュア・ドラード15点
#2ゲイリー・ハミルトン13点
◆リバウンド
#2ゲイリー・ハミルトン17リバウンド
#13小松秀平6リバウンド
#6チリジ・ネパウエ5リバウンド
広島ドラゴンフライズ・朝山正悟HC
「悔しい敗戦になった。ゲームの入りは非常に良かったが自分達のディフェンスが徹底できていなかったり、タフショットが増えてしまった。展開の中でどこかのタイミングでしかける必要があったと思うが、手を打てずにズルズルといってしまった。リバウンドでも負けてしまった。広島は負ける場合はディフェンスから崩れることが多く、今日も個人個人のプレイの徹底、チームルームの徹底などが不足していた。準備してきたことの徹底ができずに流れを引き寄せられなかった。ここで一勝一敗というのは自分たちの弱さそのものだと思うし、『B1』『B1』と言っている言葉嘘になってしまうので、目標を実現するために全員で意識を高めて頑張っていきたい」
広島ドラゴンフライズ・北川弘
「チームとして攻めている中で、「我」が強くなってしまった時間帯があったが、自分も含めてコントロールできなくなってしまった。チームでコントロールしなければいけないことと、個人でコントロールするべきことがあると思うが、チームとしてもっと苦しい場面を救えるような底力をつけていきたい。今日はシーソーゲームの中で展開負けしたゲームではあったと思う。今日の負けを誰かのせいにするのではなく、全員が反省をして下をむくことなく、前だけを見てまだシーズン長いので戦っていきたい。年末のゲームこそ連勝で今年を締めて、来年につなげていきたい」
バンビシャス奈良・ジェリコ・パブリセビッチHC
「まずは選手によくやったと言いたい。4Qは苦しく、厳しい状況に追い込まれたところもあったが、チームで打破してくれた。勝因としては、苦しい時間の安定性だと思う。ベストスコアラーのドラードだけでなく、ハミルトンも頑張ってくれたし、若手の樋口と喜久山、特に喜久山は3PショットだけでなくスマートにPGとしてプレイしてくれた。勝てたのはそういった全員の力が集まったからだと思う。今日の勝利は本当に大きい一勝だ」