ひろスポ!に送られてきた2月1日のマツダスタジアム前の様子、市民が散歩なども楽しむ空間だから、その見栄えの悪さだけで本来ならNGだろう
1月26日に貼られたマツダスタジアム前の席取りシートが予想どおり、2月1日になってもそのまま次の席取りになだれ込む形となった。
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また始まった…マツダスタジアムのテント村に「この勢いで2月末まで続くのは大問題」の声上がる(2018年1月27日掲載)
マツダスタジアム前にテントや場所取りの敷物が登場したのは1月26日。2月1日に発売開始となったカープグッズを目当てに並んだファンはそれで終わり、とはならず、今度はマツダスタジアム入場券販売の順番を決める整理券配布に向け、また席取りが始まった。しかも前回「テント村」としたとおり、張り数はどんどん増えている。
整理券配布は例年2月28日である。今年に関してはまだ未発表。…なのに、それまでずっとこんな状況なのか?
ひろスポ!には次のような声が届いた。同じことを懸念するファンは大勢いる。
「グッズの販売が始まったとのニュースで、さらっと”一週間前から並んでいた熱心なファンもいた”。その方たちは本当に熱心なファンなんですかねえ。この人が、一週間並んでいた人ですと映さなかったということは、映せない何かがあるのでは?少なくとも、一週間テントで過ごせる人って?それを許す球団や広島市は?不思議なことがいっぱいです。チケットも何日も前から並んでて(テント泊してて)いいんでしょうね。せめて、批判的な報道でやめさせるようにもっていくことが、マスコミに求めたいです」
この席取りに関する問題は多岐に渡る。だいたい並んでいるファン自身が「もう止めないといけないと考えている」とひろスポ!に直接、電話してきてそう話した過去がある。
その割には今回、グッズ販売の席取りの列の中にすでに整理券配布に向けたファンが紛れ込み、そのままグッズの購買には行かず席取りにまい進!?した。いくら警備担当者が「制限」を加えても守る気がないのだから効果はない。…で、この手の話には罰則がない。やりたい放題がまかり通っている状況だ。
この席取り問題を本質の部分だけで言えば、このままにしておく限り、マツダスタジアムの入場券は偏った形での販売であり続ける可能性が高いということになる。
今回、広島球団では「3月1日に売り出す今季広島主催分の公式戦入場券について、一度の購入をひとり5試合までに制限する」と「無制限」から「制限制」に移行させた訳だが、席取りに熱心なファンのみなさんが「5試合縛り」の中、果たしてどんな購入方法で対応するのか?
当日、それを確認すれば「5試合までに制限」の効果がてきめんなのか、そうでないのかは自ずと見えてくる。
果たして3月1日、整理券を手にマツダスタジアム窓口に並ぶファン思うように入場券を買うことができるだろうか?
広島市民の財産であるマツダスタジアムでは、非常に不体裁な状況が繰り返されている