試合開始直前、北川弘に願掛けの儀式を行うテレンス・ドリスドム(左)は自らも大活躍(トップ画像)
広島ドラゴンフライズは4月15日、広島市西区の広島サンプラザホールでB2中地区最下位のアースフレンズ東京Zと対戦、89-85のスコアで3連勝をマークした
B2第28節 GAME2
広島ドラゴンフライズ89-85アースフレンズ東京Z
1Q:19-21
2Q:14-17
3Q:26-21
4Q:30-26
入場者数:1911人
マンオブザマッチ:#11北川弘
シーズン成績:29勝24敗(B2西地区3位)
【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#5山田大治、#7坂田央、#11北川弘、#24田中成也
東京Z:#0シンミオン・バウアーズ、#1増子 匠、#17古牧昌也、#33西山達哉、#92村越圭佑
GAME1を快勝して迎えたGAME2。アースフレンズ東京ZはGAME2に強いだけにタフなゲームになることが予想された。立ち上がり、やはり相手は良い入りをみせる。東京Z#1増子のフリースロー、AND1で0-6と広島ドラゴンフライズは押され気味。それでも好調のトレイラーがインサイドで得点、坂田のカットにアシストで追い上げ、さらにAND1で7-8。守っても集中して24秒オーバータイムを奪う。が、東京Z#0バウアーズ、#7エヴァンスがインサイドで得点していく。さらに東京Z#11石井の3Pで14-21。ここで粘りを見せたのが朝山。3Pとミドルをブザー直前に沈めて19-21に点差を縮めて第2クォーターへ。
開始早々に東京Z#7エヴァンスから#5ヴィルデへのアリウープが決まる。それでもBリーグのバスケットにアジャストしてきた#0トレイラーのブロックショット、豪快なダンク。しかしそのトレイラーは5;24で2ファウルとなり、交代、オンザコート1に。ここから広島ドラゴンフライズはショットが決まらず、東京Zにリバウンドをとられフィジカルで押される形に。東京Z#22河相の3Pも決まって38-33で後半へ。
追いかける第3クォーター。 東京Zのディフェンスプレスがタフになる中でファウルをもらってフリースローでつなぐ。トレイラーがディフェンスリバウンドをとって速攻につなげると、フィニッシュのところでファウルをもらってこれが東京Z#35高山のアンスポーツマンライクファウルに。フリースローを着実に決め、続くオフェンスで田中が3P決める。テンポが出てきた田中はさらにもう1本3P、ドライブからも得点する。59-59と同点となって最終クォーターへ。
点を奪い合うゲームとなったが、勝負を決めたのはドリスドムだった。ジャンパー、3Pで追い上げ勝ち越すと、フリースローももらってしっかりつなぐ。トレイラーもターンオーバーを取られたボールをチェイスして、後ろからブロックショット。流れを渡さない。二人のリバウンドとインサイドで突き放した形になった最終クォーターは最後ファウルゲームとなったが、白星をもぎとったのは広島ドラゴンフライズの方だった。
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#0ジャマリ・トレイラー25点
#3テレンス・ドリスドム22点
#7坂田央11点
◆リバウンド
#0ジャマリ・トレイラー 9リバウンド
#3テレンス・ドリスドム6リバウンド
◆アシスト
#5山田大治6アシスト
#11北川弘5アシスト
アースフレンズ東京Z
◆得点
#0シンミオン・バウアーズ 28点
#1増子 匠10点
#7ルーク・エヴァンス10点
◆リバウンド
#0シンミオン・バウアーズ 7リバウンド
#7ルーク・エヴァンス6リバウンド
#14柏倉哲平5リバウンド
広島ドラゴンフライズ・朝山正悟兼任HC
非常に良い自分たちのバスケットができた。昨日に比べて点差は縮まってはいるが、内容的には良かったと思う。東京は2日目に上位チームを倒してきた実績がある中で、今日自分たちは受けることなく、我慢してやれた。コッツァー選手がいないなかで、トレイラー選手、ドリスドム選手が頑張ってくれたことも大きいと思う。
ディフェンス面では昨日よりも外の相手にひっぱられすぎることなく、マッチアップでうまくディフェンスすることができた。オフェンスではトレイラー選手、ドリスドム選手がゴールにアタックしてくれて相手よりもフリースローを多くもらって良く決めてくれた。前半は負けてた中で、我慢して競り勝つというこういう展開で勝てたことは大きいし、ましてやコッツァー選手が不在の中で、自分たちのバスケットができたことは評価できる。前を向いてやるというチームの共通認識が浸透して、練習も良い雰囲気でできているので、最後までしっかり戦い続けたい。
アースフレンズ東京Z・斎藤 卓HC
昨日より良くなった点はあるが、理想のスタイル、プレーからはほど遠い。広島はコッツァー選手を欠いている状況で、この連敗は自分としても、チームとしても受け入れがたい結果だ。今日の敗因としては、後半で56失点してしまったディフェンス。フィジカルにいけずに簡単な得点を許してしまったことだと思う。次節に向けて、何ができるかを考えていきたい。