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2018年05月09日
編集部

岡田と東の投げ合いから延長1-1引き分けのナイスゲーム、九回同点劇で聞こえてきたのはやはり「広島倒せ!」の”あの”チャンテ

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マツダスタジアム
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三塁側パフォーマスの一部を青く染めるベイスターズファン(トップ画像)

5月9日 △1-1DeNA、マツダスタジアム
通算20勝12敗1分け(2位阪神に3差)
18時開始・4時28分、3万1334人
相手先発 東5回6安打1失点(自責0)
本塁打 なし
出場登録 美間
登録抹消 岩本

一番ショート田中
二番セカンド菊池
三番ファーストバティスタ
四番ライト鈴木
五番レフト松山
六番キャッチャー會澤
七番センター高橋大
八番サード美間
九番ピッチャー岡田8回3分の2、9安打1失点(自責1)
中崎H
ジャクソンH
今村H
一岡

4時間28分の熱戦は、互いに死力を尽くしたナイスゲームだった。

DeNA先発の東、広島先発の岡田がその流れを作った。

東は4月26日、横浜スタジアムで広島打線に初回、3点を奪われながらそのあと八回まで投げて追加点を許さなかった。九回、山崎がエルドレッドに決勝ソロを許したゲームだ。

岡田は昨季、レギュラーシーズン最終戦でDeNA打線にメッタ打ちにされた。今季は4月25日の横浜スタジアムで7回を投げやはり5失点。ロペス、梶谷、宮本にスタンドまで運ばれた。

この試合、東は球数を考慮され五回で降板までに何度も”なるほど”と思える図太さを見せつけた。

初回の無死一塁を乗り切ると、二回の無死一、二塁も当たっている會澤を併殺網にひっかけ無失点。三回の二死満塁は松山を中飛に抑え、四回の一死一、二塁も踏ん張った。

こうして書いていくとギッコンバッタンしているかのようにもあるが、実際の投球内容は攻めの姿勢で貫かれており、むしろ広島打線を見下ろすかのようなマウンドさばき、とても新人とは思えない。

五回は広島の誇る打点源、バティスタ、菊池を連続三振。鈴木にはレフトフェン直二塁打を許したが、松山は二ゴロ…

…に打ち取ったはずが、打球が死んでセカンド倉本の素手での捕球ならず。これがタイムリーエラーになった。

それでも東は動じる様子もなく、會澤を見逃し三振に退けた。敵ながらあっぱれ!広島ベンチもさらに警戒ランクを上げたことだろう。

東と競うようにして投げていた岡田はその勢いで八回までゼロを8つ並べた。

力でねじ伏せる意識を捨て、長いイニングをトータルで抑える投球スタイルへ。ヒットは打たれても球質が重いからシングル止まり。課題のムダな四球にも配慮。テンポも重視。するとどうなるか?答えはバックが好守を連発…

丸のいないセンターを守る高橋大、足の状態と相談しながら「四番ライト」に入る鈴木、スタメンサードに抜擢された美間や、ファーストのバティスタまでが、この日背面キャッチで満員のスタンドを沸かせた菊池とともに次々にベンチとファンをうならせる守りを披露した。。

そして九回、岡田はプロ初完封まであとアウト3つ。先頭のソトには左前打されたが、続く筒香へは150キロ、この日一番の快速球…。結果は三振ゲッツーであとひとり…

ところがここからロペスに甘目のスライダーを左前に弾き返された。宮崎には真っ直ぐが真ん中に入ってこれまた左前打された。

一、二塁、迎えるバッターは倉本。

ワンボールからスライダー2球で空振りとファウル。4球目149キロは外寄りボール球。リードする會澤も含めてこの回に限っては八回までとは様子が一変、まるで抑えでもやっているかのような力のこもった熱投になった。

そしててっきりバットが折れるものだと思っていた倉本への5球目、渾身の内角ストレート…だが倉本もどうしても打たなければいけない立場…バットをうまく使ってとらえた打球は二遊間を抜けて行き、岡田はストライクあとひとつ、のところで交代を告げられた。

このゲームの主題はここまで、だ。

しかしそのあとのエキストライニングでも見応えのある攻防が続き、延長十二回、広島の攻撃はツーアウト。マウンドには山崎。

ここからバティスタ左前打(代走庄司)、鈴木四球で一、二塁と一打サヨナラの場面が生まれたあと、下水流空振り三振で痛み分けとなった。

鈴木との勝負を結果的には避け、下水流にもフルカウントと決して無理のない攻めを続けたDeNAバッテリー。スタメンマスクの嶺井は8人の投手を自責ゼロでリードした。先攻めのラミレス監督とすれば勝ち越して山崎、としたかったのだろうが試合後には「勝利に等しい」とコメントした。

一方の広島・緒方監督も「下を向く必要はない」と選手の健闘を讃えた。

なお、倉本が同点打を放つ直前に「分割ビジパフォ」、今は三塁側パフォーマンスと呼ばれるスタンドの青い一角から「広島倒せ!」のチャンテが聞こえてきたのは言うまでもない。

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