春の広島大会(トップ画像)を猛打で勝ち上がった広島新庄は中国大会でも初の頂点に立った…(画像協力・フレンドリースポーツ)
第130回春季中国地区高校野球大会の最終日が山口県の山口マツダ西京きずなスタジアムであった。
最終日の決勝は、初出場の昨年準優勝した広島新庄と、2季連続甲子園出場の下関国際(山口)の対戦となり、中盤の競り合いを制した広島新庄が8対2で初優勝した。
広島新庄は三回、二死一、三塁で四番・高野智裕(3年)が初球を引っ張ってライト前に先制タイムリー。五回には途中出場の脇本尚幸(3年)がライト前にタイムリー。2対0と試合を流れを引き寄せたかに見えた。
しかし六回、広島新庄の先発、桑田孝志郎(2年)がピンチを招き、背番号1の竹辺聖悟(3年)が救援マウンドへ。が、降んばり切れず試合は2対2の振り出しに…
それでもすぐに反撃体勢に入るが試合巧者、広島新庄の強み。その裏、竹辺聖悟が意地の勝ち越しタイムリー。この回、5安打を集めて6対2とした広島新庄は七、八回にも加点して、終わってみれば15安打と相手を圧倒する形になった。
記念大会となる第100回全国高校野球選手権広島大会は7月7日に開幕する。抽選は6月23日に開催される。
4月にあった春季広島大会では、広島新庄のほか、市立呉、呉港、西条農が準決勝に進んだ。また広、大竹、呉工、そして如水館がベスト8に名を連ねた。
8強は夏の広島大会でシードされる。
春季広島大会では如水館が呉港に1-5で敗れた。また、2回戦では今センバツ出場校の瀬戸内が1-3で市立呉に、昨夏甲子園準Vの広陵が3-5で広に、広島商も三次に9-10で敗れる波乱があった。
そんな中、広島新庄の安定した戦いぶりが目を引いた。
広島大会1回戦では因島に14-0五回コールド勝ち。2回戦は昨秋の中国大会出場校、広島国際学院に9-4勝利。そのあとは3回戦で崇徳を7-1のスコアで押し切ると、準々決勝では広陵を倒した広を、準決勝でも呉港をともに7-0のスコアで完封した。
迎えた西条農との決勝は延長11回までもつれ込み、粘る相手を6-5で振り切った。
中国大会では1回戦の早鞆(山口)を8-2で圧倒。準決勝では倉敷商(岡山)と六回まで0-0で競り合ったあと、終盤勝負で3-1として決勝に進んだ。
土曜・日曜・月曜の3連戦となった中国大会。早鞆戦は竹辺聖悟が7回を投げ自責2、桑田孝志郎が残り2イニングをきっちり締めた。
倉敷商戦では桑田孝志郎が8回3分の1を投げて自責1、竹辺聖悟がセーブシチュエーションで救援して最後を締めた。
下関国際戦は桑田孝志郎が先発して5回3分の0、5安打自責2。後ろを投げた竹辺聖悟が5安打無失点だった。
昨夏の広島大会決勝で広陵に5-9で敗れた広島新庄はこの夏、2年ぶり3度目の夏切符を目指す。その原動力になるのが、中国大会も継投3度で投げ抜いた両右腕ということになる。
打線では中国大会で三番を打った土居拓海(2年)の活躍も光った。ただ、広島新庄は3試合を通じて計3盗塁、犠打と犠飛も計5つと手の内を完全には見せていない?なお、守りでは3戦1失策。
2年前の夏の甲子園の土を踏んだ選手が中心となりバランスのとれた戦力を有する広島新庄と、最後の追い込みに入る広陵、瀬戸内、如水館、西条農、市立呉、広島国際学院、盈進ら有力校の数々。
広島スポーツ100年の歴史の新たな1ページ、記念すべき戦いの幕が上がまであと1カ月…
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