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2018年06月12日
編集部

カープ、サンフレッチェ広島に続け!広島ドラゴンフライズ初代メンバーの岡崎修司選手、現役引退、そしてアンバサダー就任

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岡崎修司
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新たな門出となる引退会見で笑顔の岡崎修司選手(トップ画像)

 

広島ドラゴンフライズは6月12日、広島市中区のクラブ事務所で岡崎修司選手の現役引退会見とチームのアンバサダー就任を発表した。同時にU15(ジュニアユースチーム)アシスタントコーチとしてもチーム強化に携わることも発表された。

岡崎修司選手は広島市出身。東区戸坂中学校-皆実高校-広島大学と進み、在学中に広島ドラゴンフライズが誕生、チーム一期生として”激動の”4シーズンを戦ってきた。

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今シーズン終了後、岡崎修司選手はクラブ側との契約を話し合う中で、6月30日をもって現役を引退することを決めた。チームと地域を繋ぐアンバサダー就任は、サンフレッチェ広島の森崎浩司氏の例を参考にした。よって広島スポーツ界で二人目のアンバサダー誕生となる。

岡崎修司選手は「薬剤師」との二刀流でも知られ、その文武両道の精神は広島のこどもたちのお手本となる。

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岡崎修司選手はすでにU15チームの指導現場に先週から出ており、今後は非常勤の薬剤師の仕事も続けながらチームの悲願であるB1昇格へ向け、多角的な活動を続けていくことになる。

岡崎修司
会見に臨む岡崎修司選手と浦伸嘉代表取締役社長

会見に同席した広島ドラゴンフライズ 浦伸嘉代表取締役社長の話

シーズン後の面談で、チーム成績やどうしても来季B1に上がりたいという話をして、選手の立場ではなく違った形でぜひ力を貸して欲しいと伝えました。本人も広島以外ではプレーするつもりはないということで、引退後にサポートしてもらうことになりました。

その結果、サンフレッチェ広島の森崎浩司さんがアンバサダーをされているということで、合わせた方が分かりやすいかなと、それでアンバサダーとして活躍してもらうことになりました。

もうひとつ、U15、ジュニアユースチーム、アシスタントコーチとしても力を発揮してもらっています。コーチライセンスは私しかありませんので私がヘッドコーチですがメーンは岡崎選手にやってもらいます。プロの経験もありますし、文武両道で子どもたちのお手本になります。広島ドラゴンフライズの新しい育成の仕方というところでも力を発揮してもらえると期待しています。

岡崎修司選手の話

会社との面談で、選手契約はなくなりました。その中で今シーズン、B1に上がれなかったという危機感が伝わってきました。今まで育ててもらったチームに少しでも力になりたいという思いがあり、もちろん現役を続ける選択肢もあり持ち帰って悩みましたが、最終的には広島に残りできることをしていきたいという結論に達しました。

(引退に関しては)非常に悔しいという思いがあります。ただ、成長した部分などを評価してもらいましたので納得して前に進もうという形になりました。

話を聞いた時は(引退は)50パーセント、60パーセントぐらいというのが本音だったのですが、周りの人たちと話すうちにやってきた4年間と回りの人たちとの繋がりを考え、もっとこの地で貢献していきたいという気持ち、広島というところへの思いがありました。

選手として4年間やってきて一番良かったことは人との出会いでした。選手としてだけではなく人として応援してくださった方がたくさんいらっしゃいました。それが広島に残りたいと思った理由でもあります。きょうもたくさんの方に来ていただきましたが、応援してくださったみなさんに感謝して選手としての活動は終えたいと思います。

やはりバスケットを知らない人も引き込んでいきたいという思いがあります。広島で野球、サッカーに続く存在にバスケットボールがなれるように、そこに私自身が貢献していけたらと思っています。

もうひとつが次世代の育成です。これまでもバスケットボール教室という形で3年間やってきました。引き続きではあるのですが、ジュニアユースチームなのでかなりレベルが上がります。広島から良い人材を出す、育成型チームにしていきたいという強い思いがあります。

トップチームの強化は大切です。でも、僕自身は育成にすごく価値があると考えます。下のカテゴリーの環境が整わないと日本のバスケットボールの成長はないと思っています。

バスケットボールに全力で向き合って欲しいのは当然です。でも、いろいろな物事に全力で取り込むことができる人材を育成したいという思いが強いですね。その中で私の経験が伝わっていけばと思います。

(バスケと薬剤師の二刀流について)ひとつだけ挙げるのは難しいのですが。まずは目標をしっかり立てること、そして時間を管理すること。そのためには優先順位を決め、やらないこと、やることを決めて正しい時間の使い方を振り返りながら考える、そして努力を続けること。

バスケットボールで一生食べていける選手は限られています。バスケットボールだけでなく、バスケットボールを通じて成長してもらって、いろんなことにも挑戦して欲しい。

私自身も、これまでもひとつに絞らずにやってきましたので、今後もいろいろなことに挑戦していきたいと考えています。

この4年間で嬉しかったことはたくさんあり、ひとつだけ選ぶのは難しいのですが、私自身ずっと広島にいたので、バスケットをあまり知らない人から街で自然に「バスケットを観たよ」と声をかけられるなど、そういう声が徐々に広がって、チームとしても個人としても成長している。そういうところは嬉しかったですね。

(4年間で学んだこととしては)どんな環境でも努力し続けることです。試合に出る、出ない、監督が替わる、いろいろなことがある中で選手としてできる準備を常にし続ける、そこのメンタリーの部分で一番成長できたと思っています。

(4年目のシーズンは)前半に試合に出たことも印象に残っていますし、たくさんの方が観にこられたとは非常に感慨深ったですね。1年目は1000人も入らない試合がたくさんありました。

(アンバサダーとして)メディアで対応もそうですし、初めて会場に来られてルールがわからない、というような方との橋渡しもしたいと思います。例えばルール開設の選手動画を流したり、試合の合間であったり、まだ具体的には決まっていませんがいろいろ考えていきたいと思います。

岡崎修司

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