福井国体第8日(10月6日)
100メートル9秒台を目指す広島の山縣亮太(26、セイコー、広島修道高出身)が福井国体陸上、成年男子100メートルで優勝した。
福井県営陸上競技場は台風25号の影響で、成年男子決勝時の向い風5・2メートル。「カープ坊や」のボクサーパンツでカープ3連覇の勢いを追い風に…と好タイムを狙った山縣だったが、タイムは10秒58だった。
山縣は2017年7月から続く対日本勢の無敗記録を25レースに伸ばして今季を終終了。今季は全19レースで日本人相手には負けなかった。2019年は4月のアジア選手権と9月からの世界陸上(ともにカタール・ドーハ)に挑むシーズンとなり、9秒台突入を目指す。
同陸上競技場では桐生祥秀(日本生命)が2017年9月9日、第86回天皇賜盃日本学生陸上競技対校選手権大会で、追い風1.8mのコンディションの中、9秒98を記録。伊東浩司の持つ日本記録10秒00を19年ぶりに更新して日本人史上初の9秒台スプリンターとなっている。