初回、4安打を集めて4点を先制したが相手打線に3本の本塁打を浴びて大量失点した。頼みのエース堀瑞輝(3年)は9回、代打でスタンバイしたが出番は回ってこなかった。

逆に履正社の寺島は鳴門(徳島)を4回1安打に抑えた前日に続き、八回、連投のマウンドへ。ラスト2回を抑えて優勝投手になった。

堀は前日、2回戦の明徳義塾(高知)戦で14個の三振を奪う力投を見せ完投。その4時間半後には、第2試合の準決勝、東邦(愛知)戦でもリリーフして2回3分の2を無失点に抑え、寺島とともに侍ジャパンU18、アジア選手権(台湾)で日本を優勝に導いた左腕の底力を改めて証明してみせた。