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2016年11月05日
編集部

やったぜ市立呉、初の甲子園切符「当確」、高校野球秋季中国大会

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高校野球、秋季中国大会第4日準決勝(11月5日、山口・宇部市ユーピーアールスタジアム)

市立呉(広島)が鳥取県大会優勝の鳥取城北を6-3で退け決勝に進出。中国地方の上位2校に入ったことで来春のセンバツ切符に当確ランプが灯った。呉の高校が甲子園に出場するとなると1963年の呉港以来の快挙となる。

試合は三回に相手の野選とスクイズで2点を先制した市立呉が四回にも鳥取城北の先発・福本をとらえて、けっきょく打者一巡の攻撃で4点を追加。投げては市立呉先発の池田が終盤の相手の反撃を振り切って完投で勝利に花を添えた。

市立呉の野球部は2007年創部。ちょうど10年目で見事、快挙を成し遂げた。率いるのは初代指揮官、中村信彦監督。

日体大OBの中村監督は尾道商監督時代、1981年、82年、86年にセンバツに出場。カープで活躍した山内泰幸さん(現プロ野球解説者)も育てた。

1996年から賀茂高で監督を務め、ここでも県大会準優勝レベルにまで地力をつけさせた。そして野球ではまったく無名の市立呉へ。初出場の今大会では準々決勝で現在、広島県内で最も高いレベルを維持している新庄を倒したことで”中村イズム”の底力が改めて証明された格好。

6日の決勝の相手は創志学園(岡山)との接戦を3-2で制した宇部鴻城(山口)。同スタジアムで午前10時プレーボール。

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