全国高校駅伝の女子は12月25日、京都市の西京極陸上競技場を発着点に5区間、21・0975キロのコースで47代表校が出場して熱いレースを展開、大阪薫英女学院(大阪)が2年ぶり2度目の優勝を果たした。優勝タイムは1時間7分24秒。
大会史上4校目の女子連覇を狙った広島の世羅は最終走者の神笠貴子(1年)がゴール前で立命館宇治(京都)の追撃を振り切り、1時間9分21秒のタイムで8位入賞を果たした。
冬の暖かな日差しの下で女子のレースは午前10時20分にスタート!6キロの1区で山梨学院(山梨)の小笠原朱里(1年)が先頭に出ると、世羅の大西響(2年)がピタリとマーク。残り500メートルあたりで長野東(長野)の和田有菜(2年)が前を行く大西、小笠原をとらえて第1中継所トップでタスキ渡し、世羅も先頭から5秒差の2位でタスキを繋いだ。
2区(4・1キロ)で大阪薫英女学院が髙松智美ムセンビ(2年)の快走で9人抜きを演じトップへ浮上。世羅も昨年優勝の立役者、向井 優香(3年)が懸命にこの区間を繋ぎ3位、トップと18秒差で3区のナオミ ムッソーニ(1年)へ。
しかし駅伝初経験のナオミ ムッソーニはその”入り”から体が重そうで、みるみる失速…。3区(3キロ)では34位のタイムとなって世羅は順位を13位まで下げてしまう。
4区(3キロ)、世羅は1年の平村古都。その名のとおり、しっかりと腕を振って都大路を快走!一時は6位グループにまで加わり、最後は9位でアンカーの神笠貴子に繋いだ。
男女そろって優勝旗を返還した世羅だが「良くて入賞」と岩本監督が予想した女子はそのとおりの結果になった。3連覇を狙う男子は7区、42・195キロで午後0時半スタート!