前日練習のあと大勢の報道陣に囲まれる佐藤寿人選手
あす、エディオンスタジアム広島でガンバ大阪とのチャンピオンシップ第2戦を迎えるサンフレッチェ広島がエディオンスタジアム広島で午前中、軽めの調整を行った。
練習後、報道陣に囲まれた選手は異口同音に「引き分けとかは考えていない、勝ってたくさん来られるサポーターのみなさんと優勝の喜びを分かち合いたい」とコメントした。
ひと際大勢の報道陣に囲まれた佐藤寿人も「まだ何も手にしていない。勝って優勝!そのためにも自分自身がゴールを決めたい」と話した。
また3日のチャンピオンシップ第1戦で、決定的なチャンスを逃したプレーについて「照明が目に入りボールが隠れてしまった、でも陸上競技場だしアウェーではあること」とホームでの先制ゴールに意欲を見せた。
話題がスタジアムのハード面、専用スタジアムの有用性などにも広がりを見せる中、記者の質問に答える形で佐藤寿人は次のようなコメントも残した。
「3つめの優勝をすることで何等かの動きが出てくるのではないでしょうか?とにかく自分たちが結果を出していかなければ何も変わりません。あすはみんなで喜びたいと思います」
一方、森保監督も「あすは3万5000人ぐらい集まりそうです」と振られると次のように答えた。
「前回もエディオンスタジアムには3万3,210人のサポーターの方に来ていただきましたが、広島にはサッカー文化として、サッカーで街が潤う、街が盛り上がる、そういうポテンシャルがあるというところをいろんな方に見ていただきたいと思います」
チームのストライカーと指揮官が3度目の日本一を目前に、揃ってスタジアムの問題をコメントするという異例の事態。8日の広島市議会では「サッカースタジアム問題」に関する一般質問が行われる。
「4年で3度目の日本一」が決まる流れの中で、サッカースタジアム問題が「構想段階」から「建設着手」へ向かうはずだということはもう誰の目にも明らかなのだが…
新サッカースタジアム取材班