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島根スサノオマジックB1昇格おめでとう、そして次もまた新たな舞台でもっと激しく…広島ドラゴンフライズ5・14ドキュメント(前編)

プレーオフ準決勝第2戦、島根スサノオマジックの攻撃を封じ込め、優位にゲームを進める広島ドラゴンフライズベンチ(トップ画像説明)

一枚の写真。

真ん中で、地元関係者とおどけている小柄な男性。

彼こそが、広島ドラゴンフライズB1昇格に”待った”をかけ、さらにはB2初代王者への道も閉ざして”くれた”張本人。島根スサノオマジックの勝久マイケルヘッドコーチである。

「事実上のB2決勝戦」とも言われたB.LEAGUE B2プレーオフ準決勝、島根・松江総合体育館ラウンド。

その言葉通り、おそらくB2史上最も激しい闘いが終わって2時間たらず。こうしてブースターとともにB1昇格を祝うその表情からは、”命がけ”の4クォーターと変則2ハーフをうかがい知ることはできない。

チームカラーのひとつである青に埋め尽くされたアリーナ空間。1度目(プレーオフ第2戦)は広島ドラゴンフライズに軍配が上がり、それに続いて行われた「ファンキーな」(同ヘッドコーチ、型破りな、の意味)10分ハーフの延長戦は島根スサノオマジックに軍配が上がった。

特別ルールの延長戦、プレーオフレギュレーションによる第3試合、それは広島ドラゴンフライズが経験したことのない舞台…そして…


第3試合、残りあと8秒4…

残り1秒、同点を狙ったダニエル・ディロン、ジャンプ…しかしシュートを押し込めぬまま着地…(手前)、終わった…


#24田中成也


北川弘、頭を抱えて動けない

 

プレーオフのレギュレーションにより軍配のあがった島根スサノオマジックにとっては大きな財産となる5・14、そのオンザコートでの出来事が、同時に広島ドラゴンフライズの闘争心を掻き立てる。

試合後、敗者には辛いはずの記者会見。その場で、広島ドラゴンフライズ・佐古賢一ヘッドコーチは堂々と言い切った。

「ぜひ、我々もB1昇格を手に入れて、中国地方2つのチームで盛り上げていかなければいけないんじゃないかな、というものも感じますので、きょう島根さんが先に決めましたけど、我々もしっかり結果を出して、また来年島根さんには(B1の舞台で)挑戦させてもらえればなと思います」

5・14、誰も経験したことないような貴重な時間と空間の共有は、誕生したばかりのB.LEAGUE にとっても、必ずかけがいのない財産になる。

そして中国山地の山並みを超えて、これからもずっと続いていく。

出雲国のスサノオと、嚴島(神に斎く<いつく>島)の使者たちの、中国地方の覇権とB1王者への挑戦を懸けた闘いが…

島根スサノオマジックB1昇格おめでとう、そして次もまた新たな舞台でもっと激しく…広島ドラゴンフライズ5・14ドキュメント(前編)
企画制作・撮影・構成・テキストともに、ひろスポ!広島ドラゴンフライズB1への道取材班

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