画像は広陵・相原知希
第107回全国高校野球選手権記念広島大会第11日(7月24日)
準決勝2試合が電光石火きんさいスタジアム三次であった。崇徳は10ー3のスコアで7回コールド勝ち。49年ぶりの夏の甲子園に王手をかけた。ディフェンディングチャンピオンの広陵は勝負強さを発揮して盈進を振り切った。
決勝は26日午前10時から電光石火きんさいスタジアム三次である。
<電光石火きんさいスタジアム三次>
崇 徳 002 032 3 ・10
瀬戸内 010 001 1・3
(7回コールド)
崇徳打線が2日前の広島商戦で4安打完封の快投を演じた大町悠斗を攻略した。1点を先制された直後の三回、敵失に乗じて迎えた二死一、二塁で四番・中島航が左翼線に2点二塁打を放って逆転。そこから崇徳ベンチに試合の流れが傾いた。
カープOBの永田利則監督と二人三脚で鍛えてきた瀬戸内のエース、大町悠斗は防御率0点台で崇徳戦を迎え、一、二回のピンチは乗り切ったが逆転されたあとは苦しい投球になり六回途中で降板した。
ノーシードから決勝に進んだ崇徳。V打の中島航は全6試合で四番を打ち23打数14安打、打率609の7打点で決勝の舞台に乗り込む。6試合計50得点の崇徳打線はどこからでも点が取れるが不動の四番がいるのは強味。
崇徳は49年前、1976年の夏の甲子園で活躍したメンバーが広島の高校野球史上でも最強のレベルにあったとされる。
2023年9月、崇徳の総監督に就任した元カープの山崎隆造さんは1976年の選抜に一番・遊撃手として出場して優勝旗を広島に持ち帰り、夏も甲子園へ。チームに体調不良者が出て夏は残念ながら3回戦で敗退したが、メンバーには超高校級が揃い、その後も各界で活躍した。そこからおよそ半世紀ぶりの甲子園、なるか…
盈進 000 001 001・2
広陵 100 002 10X・4
準々決勝で3投手が継投した広島新庄を攻略した広陵はこの日も盈進の継投策に対して、先制、逆転、ダメ押しの計4点をもぎとり大方の予想通り、決勝に進んだ。
初回の広陵は先頭の白髪零士が右前打。送りバントは使わずその後、二死一、二塁となって五番・高橋海翔が右前適時打した。
同点にされた直後の六回には内野安打などで二死一、二塁として白髪零士がライト線に2点二塁打を放った。その初球、盈進の木原翔-妹尾真之介のバッテリーは外角球から入るつもりだったが、甘く入ってきたところを甲子園でも百戦錬磨の白髪零士は見逃さなかった。
七回の広陵は死球と申告敬遠と四球でもらった二死満塁のチャンスで代打にこれまた経験豊富は世古口啓志を起用。結果は押し出し四球で盈進の継投策が裏目に出た、というか世古口啓志の発する威圧感がそうさせたのだろう。
4対2、2点のリードとなったところで広陵は92球でまだ余力十分の堀田昂佑に代えて1番を背負う相原知希を投入した。球威抜群の相原知希は九回、先頭の五番・矢田貝心優に右中間三塁打を打たれ、内野ゴロの間に1点を失ったがその後の3人はピシャリと抑えた。
このように代打起用や投手リレーなど、広陵ナインの戦いはプロ野球のようにシステム化されており、それが強味とも言える。
この広島は3失点と守備面での課題が出たが、盗塁5と抜け目のない走塁も披露。
決勝の相手、崇徳は打線が強力だが、それでもせいぜい3点勝負か?
