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サンフレに、広島に、Jリーグに、日本サッカーに紫の新風を吹き込んだミヒャエル スキッベ監督退団へ…

スキッベ

画像は遠征のためにJR広島駅に向かう”御一行”、左からセハット マウルコーチ、松尾喜文コーチ、ミヒャエル スキッベ監督。スキッベ監督の”広島移住”は、ドイツ・デュッセルドルフの公園を散歩していたスキッベ氏と、当時1.FCケルン(ドイツ)に所属していた松尾氏の出会いから始まった…(撮影ひろスポ!取材班)

 

サンフレッチェ広島のミヒャエル スキッベ監督が今季限りで退団する、と11月26日付の中国新聞が一面で報じた。同時に同日5時10分にもネットニュースにアップした。

クラブはきょうにも退任を発表する。

2023年2月には、元ドイツ代表FWのユンゲル クリンスマン氏が韓国代表監督に就任したが、それ以前にスキッベ監督に就任への打診があったという。だが、代表監督経験も含めて複数の国、多くのクラブで指揮を執ってきたスキッベ監督は”広島移住”で成すべきことを優先し”続投”を選択した。そして引く手あまたの今季もまた関係者やサポーターの間からは”引き抜き”を心配する声が上がっていた。

 

縁あって広島にやってきたスキッベ監督は紛れもない名将だ。何よりもその人格、人間性、サッカーに向き合う姿勢、サポーターや選手に対する接し方が素晴らしい。今年の8月で60歳。区切りをつけて、きっとまたさらなる高みを目指すのだろう。

 

クラブ設立30周年や、新スタジアム誕生、青山敏弘の引退…いろいろなことがあったこの4年間を通じて、ガラリと違うピッチ風景をサポーターに提供した。1年目の2022年、JリーグYBCルヴァン・カップ での初優勝、天皇杯全日本選手権準優勝、J1リーグ戦3位(2021年は11位)とチーム力をイッキに引き上げて、常時J1リーグ優勝の可能性を感じさせ、今季もまたルヴァン・カップを掴み取った。ACLでも逞しく戦い、ほぼ2チーム分の戦力を編成して見せた。若手も中堅もベテランもみな、その指導の下で最高度のパフォーマンスを発揮しようとした。

エディオンスタジアム広島の誕生とスキッベ監督のサッカーが見事にマッチしたことで、今やクラブは国内ビッグクラブとしての地位を築きつつある。

J1リーグ戦だけを見ると成績は3位、3位、2位ときて今季は2試合を残して5位。いい夢を見させてもらった、という感謝しかない。

エディオンピースウイング広島でその雄姿を見ることができるのは、ACLエリートも含めて3試合。別れを告げる時間はまだある。

それにしても…

ある意味成熟期を迎えた今のチームを引き継ぐ時期監督にも、クラブ関係者とのたまたまの出会いから始まった”ドイツでの奇跡”がもたらしたスキッベのサクセスストーリーのようなドラマはあるのだろうか?(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)

 

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