【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア

W杯運命のオランダ戦まで残り10時間…広島の空を見上げながら森保一監督が語ったSAMURAI BLUE究極のタスク

森保一監督

 

ひろスポ!では森保一監督にW杯北中米3カ国大会に挑むSAMURAI BLUEの心意気と「最高の景色」への思いについて聞いた。

 

運命のオランダとの初戦まであと10時間足らず…

 

何のために森保一監督は「最高の景色」を目指すのか?

 

その土台になるものを理解しておけば、ダラスAT&Tスタジアムのピッチに立つSAMURAI BLUE激闘の記憶にはさらなる深みが生じることになる。

 

 

-森保監督は広島出身のおふたり、下田崇コーチや中下征樹テクニカルスタッフとワールドカップに挑むことになりました。

私も含めて代表のスタッフがサンフレッチェ広島で、広島のみなさんのお力添えによって多くの経験をさせてもらって、色々な方に育てていただいた中で世界に挑めるということを誇りに思ってます。広島で培ってきた経験をもとに、さらに大きなチャレンジをしながら、世界に挑みたいと思います。

広島の方々にサンフレッチェ時代から暖かく、そして熱く応援していただいたというその気持ちは常に持ってます。ですから世界の舞台で、ワールドカップで、広島のみなさんに大和魂を感じていただけるように、結果を出したいと思っています。

―代表を率いて早や8年…今、話の中にあった「大和魂」も、代表チームが経験を重ねたことでより高い水準のものになっているのではないでしょうか?

そこは気持ちの部分ですからむしろ変わりはないのかなと思います。 まずは大和魂っていうか、勇敢に戦うこと。 そして、チームが一体となって、タフに粘り強く最後まで戦い抜くっていうところ…

私なりに考えるに、大和魂にはいろいろな意味があると思うのですが、考え方としては謙虚にやっていこう、ということ。 自分たちがやってきたこと、養ってきた力を積み重ね、積み上げていくっていうこと。日本代表を応援してくださる方、広島のみなさんにそうしたところを感じてもらえればなと思ってます。

―監督は被爆の惨状から復興を成し遂げた広島・長崎の歴史と代表の活動を重ね合わせてもいらっしゃいます。

被爆地の復興の歴史…その長い道のりにおいてのメンタリティーは、先ほどお話したチームが一体となって、タフに粘り強く最後まで戦い抜くというところと重なりますよね。私は広島時代からずっとそう思ってきましたし、復興の歴史の中で本当に頑張ってきてくださった方々のメンタリティーを引き継いで、世界の舞台で戦ってきたいと思っています。

―なるほど。ところで監督自身、前回のW杯カタール大会以降、さらに経験を重ねたことで集まってきた情報も増えるし、やることも増えるしどんな精神状態になっているのでしょうか?2度もワールドカップで指揮を執る日本人監督なんて、なかなかこれから先も出てきそうにありません。

そういう意味でお答えするなら、自分の中の志というところは、気持ちの変化はないかなあと思っています。 これまで日本代表の勝利と日本のサッカー発展のために、それが日本のためになるという気持ちでやってきて、自分たちの力を積み上げる、世界の舞台で勝つ…っていうところは一緒です。

―前回大会の直前にもこうして独占インタビューをさせていただきましたが、4年前と同じような言葉が還ってきました。

はい、 我々の仕事は世界舞台で勝つことであったり、選手の頑張る姿を見ていただいて、日本人が日本人に誇りを持つ、日本人が日本に誇りを持つというところを多くの方に感じていただいたり、共感共鳴できればなということであり、そうした考えてやってきたので、そういう部分では全然変わらないんです。

―変わらないですねぇ…

自分たちが何のために戦うのか?もちろん、目の前の試合に向けて最善の準備をして全力を尽くすということで、勝利を目指して戦うというこだわりを持ってやっています。JFA 2005年宣言にあるように、サッカーの強化に努め、日本代表が世界で活躍することで、人々に勇気と希望と感動を与えることができるように…

Jリーグの百年構想の柱は地域密着型ということですが、今、私は日本代表の仕事をしていますから、地域ではないですけど日本の社会に貢献できるように、スポーツから、サッカーから貢献できるようにっていうことを考えているので、そこは繰り返しになりますが変わりはないですね。

サッカーを通しての地域貢・社会貢献。それがいろんなスポーツであったり、いろんな文化、芸能、芸術、音楽、エンタメ等々と互いに垣根を越えて、盛り上がっていけることを願って活動しています。

それと、今はダークホースで世界一ということを目指す、ぐらい力をつけてきておりますけど、でも将来的には本命として世界一を狙える日本のサッカーの力をつけるべく、日々活動に全力を尽くしているっていうところだと思います。 目標とか、いろいろ言ってはいますけど、とにかく日本のサッカーの力をつけるっていうことを(代表監督の立場で)ずっと考えています。 それに結果がついてくればいいとは思ってますけど…

―森保監督のスタンスは不変!ただ、W杯の舞台で日本を見る相手の目はぜんぜん違ってきています、 最後になりますが、初戦の相手オランダも含めてそこはどう戦いますか?

これまでの自分たちの戦いを見て向こうは分析を重ねて全部対応してくれると思いますので、その上を、上の手を…相手が出してきた手を上回っていけるよう、戦術的な引き出しをしっかり考えて、ワールドカップに挑みたいなと思ってます。

ただ、先ほど言ったワールドカップで勝つためにっていうことにおいては、戦術的なことをたくさん考えるっていうことですけど、でも、いずれにしても相手うんぬんではなくて、自分たちが強くなれば、自然と大きな勝利もついてくると、それが世界一にも近づくと思ってます。ですから今できる自分たちの成長に向けて最後まで努力してワールドカップの舞台に立ち、未来につなげていきたいなと思ってます。

―W杯期間中は監督も馴染みの市内のお店で「共闘」させていただきます。ありがとうございました。

(インタビュー・構成:ひろスポ!広島スポーツ100年取材班)

<日本時間:2026年6月14日午後7時配信>

モバイルバージョンを終了