画像はドコモdメニューニュース、7月14日東京地区のアクセスランキング、カープ選手のゾンビたばこ関与の疑いを報じられても「ノーコメント」を貫く球団の姿勢を報じたひろスポ!記事がトップ3を占めている。広島地区でも当然ながら同様で、この案件は広く注目されている
まず「カープ」というプロ球団組織には他球団にはない特殊事情がある。それはオーナー独裁体制が長らく維持されてきた、ということ。ドラフトを含めた選手獲得方針から誰が始球式に呼ばれるかまで、いいも悪いも全部オーナー決済となる。
よくひろスポ!は「どうしてカープは〇〇なんですか?」とファンから尋ねられる。答え「オーナーがそうしたいから」これ一択だ。
「カープだけどうしてDAZNで見れないのか?」「どうしてカープだけチアがいないのか?」「どうしてカープは開幕前にチケットを全部売りたがるんですか?」「どうしてカープは柳田を取らなかったのですか」「どうしてカープはゾンビたばこ騒動でノーコメントを続けるんですか」
どの疑問に関しても「オーナーがそうしたいから」で、それ以上もそれ以下もない。
その独裁体制の下、球団幹部失踪事件や職員待遇問題、コロナ禍での度重なる騒動など、これまでも数多くの<不都合な真実>が、なかったことにされてきた。そのためには手段を択ばすで、テレビ・新聞にはことあるごとに報道規制がかけられてきた。「書いたら出禁だぞ」と…
だからなのだろう。羽月隆太郎元選手の逮捕に始まった今回のゾンビ化騒動もいつもの手で乗り切ろうとした。
だが、それは「悪手中の悪手」(7月16日付日刊ゲンダイ)だった。
それでなくても戦力の手薄なチームはゾンビたばこの煙にまとわりつかれて、ますます弱体化していった。当然、ファンの熱気も覚めていく。それは羽月隆太郎元選手逮捕直後に始まった2月のキャンプ時点で明らかだった。「ぜんぜんグッズが売れません」と球場前ショップのスタッフは頭を抱えていた。
今年の球宴には監督推薦で3選手がかろうじて参加するが、ファン投票、選手間投票ともにカープナインの存在は限りなくゼロに近かった。
そのファンの気持ちがそのままマツダスタジアムのスタンドに投影されるようになった。7月14日と15日のマツダスタジアムはいずれも入場者数1万人台。昭和の時代のパ・リーグ(パ・ファンのみなさんごめんなさい)球場のような風景が当たり前ってまさに異常事態である。
長らく続いた独裁体制のなれの果て、それが今の酷過ぎ倒壊カープ、ということになる。
広島市民・県民・ファンはそれでもやっぱりカープが大好き。球団の姿勢を容赦なく報じるひろスポ!には、たびたび厳しい声が寄せらるし、SNSでも叩かれる。
だが、smartFLASHが7月12日正午、以下のヘッドラインの記事をアップしたことで潮目が変わった。
smartFLASH記事↓
【独自ルポ】ゾンビたばこの売人・滝口涼介被告の"黒い経歴"…"一流野球選手"との複数のプライベート写真が語る「球界との蜜月」
【独自ルポ】ゾンビたばこの売人・滝口涼介被告の"黒い経歴"…"一流野球選手"との複数のプライベート写真が語る「球界との蜜月」 | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
記事内には、広島の矢野雅哉、小園海斗、田村俊介の3選手の名前が出てくる。写真も掲載された。羽月隆太郎元選手に指定薬物エトミデート、通称ゾンビたばこを譲渡したとして広島県警に逮捕された滝口涼介被告(38)とのグループショットにはその3選手が写っている。
細かいことは抜きにして、そんな人物と選手が夜の六本木などで一緒にいたこと自体、ファンや応援してくれる人々の期待を裏切る行為になる。
ゆえに当然ながら3選手を列席させての正式な会見が開かれるべきで、これまたそれ以上もそれ以下もない。
だが、松田元オーナーは絶対にそうはしないつもりなのだろう。メディアによく出てくる鈴木清明球団本部長は単にオーナーの意思を汲んで動いているだけの立場にあり、繰り返しになるが決めるのはオーナーだ。
前出の16日付日刊ゲンダイ記事(ネット上でも掲載)のヘッドラインは<専門家が指摘する広島「不祥事無視」は悪手中の悪手」でその結びは<黙って嵐が過ぎゆくのを待つだけでは火の手は大きくなるばかりだ>となっている。そのとおり!
マツダスタジアムの一塁側にある球団事務所に上がった火の手はすでにオーナー室まで広がりつつある。
このまま焼け落ちて、心機一転別組織で球団をマネージメントすることでしか、自浄作用の効かない組織が救われることはないかもしれない。
相変わらず広島のテレビ・新聞はこの件に関してほぼスルーしているが、この姿勢に対しても広島市民・県民・ファンからは不満の声が上がっている。オールドメディアが自分で自分の首を絞める典型パターンと言えるだろう。
この記事冒頭の画像が示すとおり、広島のソンビたばこ対応問題は広く知られることとなっており、アクセス数を稼ぎたい、カープ村とは無縁のメディアにとってはかっこうの標的…ゆえにまた必ず続報がアップされることになるだろう。
全てが手遅れになる前に正常な路線にことを戻すためには、広島球団がまともに声を上げるしかないのである。
(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)
