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前田健太投手、タイガースが解雇!今季年俸残額約800万ドル(約11億6000万円)の行方は!?

前田健太

デトロイト・タイガースは前田健太投手の解雇を発表した。今後はウェーバーにかけられるが、高額の年俸が残っており、他に獲得に名乗りをあげる球団はいないと見られている。

その後の選択肢としてFAとなって新たな移籍先を探すことになるのだが、ここで疑問が残るのは今季の年俸1000万ドルの残額分である、約800万ドル(約11億6000万円)の行方だ。

普通ならマイナーに残ってでも残額分の年俸を受け取りたいところだが、メジャーとなると日本とはルールが違い、

前田健太投手がウエーバーを通過してFAになった場合は、今季の年俸1000万ドルをタイガースが負担することになるのだ。

つまりメジャー各球団は最低保証年俸(76万ドル)だけで前田を獲得でき、その最低保証年俸を差し引いた残りの金額は、前田健太投手を放出したタイガースに負担義務が発生する。

さらにここで日本球界への復帰も選択肢に入ってくるが、ここでも気になるのはお金の話。メジャーの手厚い年金制度だ。

メジャー年金制度

メジャーリーグの年金は選手が死亡するまでもらえる「生涯年金制度」で、受給開始は62歳からと設定されている。

満額は10年位以上の在籍で年$275,000(約4,125万円)の支給になるが、在籍期間がそれ以下でも減額された金額での支給対象になるのだ。

在籍期間が5年:満額の50%
在籍期間が6年:満額の60%
在籍期間が7年:満額の70%
在籍期間が8年:満額の80%
在籍期間が9年:満額の90%
在籍期間が10年の場合:年$275,000(約4,125万円)

※日本円への換算は1ドル=150円で計算。為替レートの変動により実際の金額は異なる場合があります。

9年と10年の在籍期間の違いでは、毎年もらえるメジャー年金が、約400万円も違ってくる。

もちろん大事なのはお金の話だけではないが、果たして、前田健太投手はどんな選択をするのか、古巣であるカープに帰ってくる可能性はあるのか?

その選択によって一喜一憂する期間はもう少しありそうだ。

 

前田健太こと、マエケンは2006年ドラフト1位で広島東洋カープに入団。広島のエースとして活躍、投手三冠など数々の実績を残してポスティングシステムを使い2016年にロサンゼルス・ドジャースと契約。2020年にミネソタ・ツインズに移籍。2023年からデトロイト・タイガースと2年総額2400万ドルの契約を結んでいた。(ひろスポ!取材班”カーニャが行く”)

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