【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア

昨年の今頃、岡本が坂本にぶつけて今度は高が近本の手首を骨折させたら、このあとどうなるか…だいたい予想はつくのだが…

甲子園

4月26日 ●0-1阪神(甲子園球場)
広島   000 000 000・0
阪神   000 100 00X ・1

広島通算22試合7勝14敗1分け(5位と首位ヤクルトまで7差変わらず)
14時2分開始・2時間29分、42,611人
相手先発 〇大竹耕太郎7回4安打無失点
広島本塁打 -
阪神本塁打 佐藤輝明6号ソロ

広島スタメン
一番レフト秋山翔吾
二番ライト辰見鴻之介
三番サード小園海斗
四番ファーストモンテロ
五番セカンド菊池涼介
六番センター大盛穂
七番ショート勝田成
八番キャッチャー持丸泰輝
九番●栗林良吏7回86球2安打1失点(自責1)
高太一

両軍ともに初回スミ1からの延長12回2−2引き分けに終わった前日の試合を引きずるかのような重い展開となる中、2安打の阪神が勝った。

負けた広島は、ここ6試合で4度目の完封負け。3連勝した最下位・中日に1・5差に迫られた。

だが、ひろスポ!は、すでにこうなることを予想していた。4月8日付の以下の記事にそう記してある。

投稿を編集 “守護神復活のはずがわずか2球2分40秒で逆転2ラン被弾、さらに深刻→打率・200以下カルテットで、10試合消化の広島に早くも最下位警戒警報” ‹ 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア — WordPress

 

↑この記事の中には<特に深刻なのが打率2割以下カルテット。中村奨成と坂倉将吾は・167で30傑28位。15打席音なしの小園海斗は・139で同29位。四番に座り続ける佐々木泰も・200で同25位。こんな打線だと相手はさぞ楽だろう。>という一文がある。

広島はこの日、天敵・大竹耕太郎対策として極めて特殊な打線を組んだ。

まず佐々木泰をスタメンから外した。開幕から四番を11試合打ったあと、別の打順で出場していた。開幕一番だった平川蓮との二枚看板は相次いでスタメン失格となり、開幕から出続けている野手はいなくなった。同時に二軍調整中のファビアンとこの日、代打起用された中村奨成はとうとうこの日で規定打席を割り込んだ。ともに打率は自分の身長よりも低いのだから重症だ。

代わりに24日の二軍戦で5打数4安打3打点をマークした辰見鴻之介を二番に組み込んだ。だが結果は4の0で外野にすら飛ばなかった。難敵相手にプロ無安打の選手に頼る方が無理がある。

さらに菊池涼介が五番、大盛穂が六番と、個の特性を考えればどうなのよ?という並びになった。とはいえ1点を追いかける七回二死から、このふたりの連打に盗塁も絡めて二、三塁のチャンスを呼び込んだ。

しかし新人野手の中で一番実戦的な勝田成が二ゴロに終わった。

この時、勝田成はボールカウント1-1となってタイムを要求したものの、結局考えがまとまらないまま135㌔の変化球を打たされた。

逆にスタメン合計で6つを数えた三振は全部ストレートでしかも見逃しが4つ。五回に空振り三振した持丸泰輝の打席では76㌔の得意の遅球も投しられた。要するに各打者とも的を絞り切れず、安打は秋山翔吾、小園海斗と合わせて4本止まり。四球もゼロだった。

一方、その大竹耕太郎の105球に勝るとも劣らないピッチングを貫徹したのが先発転向4試合目の栗林良吏だった。10日間の抹消期間を経て7回86球2安打1失点。四回、持丸泰輝の構えたインローより相当高く浮いたボール球の真っすぐを佐藤輝明に高々と打ち上げられ、そのままライトスタンドに運ばれた。

ところでこの日の主役は両先発でもなければ佐藤輝明でもない。

八回、栗林良吏からバトンを受けた高太一が連続三振のあと近本光司を2球で追い込み3球目。持丸泰輝のミットの高さより遥かに浮いた真っすぐが近本光司の右手首小指側を直撃した。

スローで見たら手首が曲がっていたから、前腕骨の中で細い方の尺骨の骨折は免れない。(のちに骨折と発表)

この日の”主役”が投じたこの不用意な1球により、広島はますます旗色が悪くなるだろう。藤川球児監督が今後、全試合を本気で、死ぬ気で取にくるからだ。

 

昨年の今頃、4月20日の甲子園球場で八回、新人だった岡本が坂本誠志郎への頭部死球を与えた際、藤川球児監督が激高してグラウンドは今時珍しい乱闘前状態となった。それからしばらく両監督は目を合わせず、SNSでファンがいろいろな声をアップするに至った。

藤川球児監督の現役時代、”よそ者”の新井貴浩監督がベンチに入るようになったのだから、そりゃ虎の主のひとりとしていい気持ちはしなかっただろう。さらにことを複雑にさせるような事件もあった。

この日、1年前とは別行動をとった藤川球児監督は、前日の試合の初回にも森下翔太がぶつけられたこともあり試合後次のように語った。

「今病院に行っているんですけど、あまり当たり所がいいとは言えない。相対的に見て多いね、デッドボール当てられるケースがね、非常に野球…守らなければいけないので、こちらもぐっとガマンしてますけど、多いね」

さらに「さすが四番の一打でしたね!」という質問には「佐藤がホームランを打った瞬間にね、四番ですから。きのうは押し出しとかの点数でしたけど、この1本は大きいです。野球における四番の重みでしょうね」と答えていた。

そう、広島には”そんな四番”は鈴木誠也のメジャー流出以来、一度も現れていない。

しして今季もまた数字的に見れば阪神が圧倒的に有利だ。たとえセ・リーグ最多の110打席に立ってきた近本光司がしばらく欠場しても、だ。他のメンツが「近本の分まで」と目の色を変えてくるに違いない。

昨年の阪神優勝を大々的にアシストしたのは広島だ。岡本駿の与え死球以降の対戦成績は阪神の16勝3敗…だった。(ひろスポ!取材班&田辺一球)

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