画像は7月の広島大会4回戦(ぶんちゃんしまなみ球場)で、ベンチに”座る”広陵・中井哲之監督、後方は監督の長男で同校教諭兼コーチ兼部長を務める惇一氏
広陵の出場辞退を受け8月10日午後から大会会長の角田克朝日新聞社社長と副会長の宝馨日本高野連会長が会見した。そう一番悪いのはあなたたち、だ。
言い訳は聞きたくない。主催者としてのきめ細かな対応を放棄した。その結果、大会そのものの存在がまったく別のものになった。
「できれば試合をする前に辞退になればよかった」
宝馨高野連会長はそう話したが、事後の話など聞きたくもない。こんなことにならないようにするのが”あなたの役目”だ。辞任した方がいい。朝日の社長も、だ。
「(甲子園1回戦の)対戦校の旭川志峯にはご迷惑をおかけした。県大会でも対戦校が敗退しているわけですから、結果として残念なことになりました」とも話したが、極めて認識が甘い。広陵は広島大会で7チームを倒してきたし、その7チームに倒されたチームもいるわけで夏の広島大会そのすべてを高野連のミスジャッジにより台無しにしたことになる。
広島県高野連は辞退を受け以下をリリースした。
令和7年8月10日
広陵高校 第107回全国高等学校野球選手権大会 出場辞退について
平素より、本連盟の活動に際して、御理解・御支援を賜り、厚く感謝申し上げます。
さて、本県加盟校の広陵高校は、8月10日(日)に第107回全国高等学校野球選手権大
会の出場辞退を大会本部に申し出て、御了承いただきました。広島県代表校が出場辞退に
至ったことに対して、まずは関係するすべての皆様に、深くお詫び申し上げます。申し訳
ございませんでした。
本連盟は、広陵高校が発表している事案について、すでに当該校から報告を受けており
ますが、再調査と報告を求めるとともに、警察、第三者委員会に全面的に協力すること、
新たな事実が判明した場合はただちに報告を行うよう指示しました。また、これまでの問
題点を整理し、学生野球憲章に謳われている「学生野球は教育の一環である」という原点
に立ち返り、ゆるぎない信念をもって、硬式野球部の再生に向け、抜本的な変革を学校全
体で組織的に取り組んでいくよう指導しました。今後も定期的に経過報告を求めて参りま
す。
今回の一連の事案をきっかけに、改めて暴力を一切認めない姿勢を全加盟校に強く求め
ていきたいと考えています。また、これまでも学校が不祥事件が発生した場合は速やかに
報告すること、関係者に対して事実確認を丁寧に行うこと、関係生徒のケアを行うことを
指導して参りましたが、改めて、不祥事件の未然防止、発生時の対応について加盟校に研
修等を行って参ります。
なお、広陵高校の堀 正和 校長より副会長を辞任するという申し出を9日(土)に受け
ましたので、受理しました。
一般財団法人
広島県高等学校野球連盟
会 長 折 田 裕 之
……
県高野連の責任も免れないが、しかし、それが肝ではない。そもそも、広陵が真実を関係各所に伝えていたか否か、問題の核心部分はそこだ。それ以上でも、それ以下でもない。
広陵・中井哲之監督は母校で晴れて教員となり、野球部の指導者にもなった。「小土居、塩崎」のWエースを擁して監督就任2年目の春に65年ぶりの優勝を果たした。決勝では松商学園(長野)を6-5下した。同点の9回、下松孝史外野手の大きな当たりをライトを守る投手がバンザイしてサヨナラ打を放った。1991年4月5日の話だ。もし、小土居昭宏、塩崎貴史両投手にメディアが今、マイクを向ければ純粋な高校野球のエピソードを語ってくれるだろう。
それから30年以上が経ち、中井哲之監督はベンチでの座り方までこの記事冒頭の写真のように変化した。1991年当初のスリムな体形も今は見る影もない。その過程で数々の栄光に輝き広島高校野球界のトップに立ち続けた。県内監督が集まって話をしても最終的には中井案が通るようになった。
4回戦、ベスト16に終わった竹原から千羽鶴を受け取る
その”態度”は選手の考え方にも多大なる影響を与える。4回戦で広陵に敗れた竹原の主将が、広陵側に千羽鶴を手渡してあとを託したが、受け取った側にその思いは伝わっていないように見えた。相手をリスペクトすることなく、ただ勝てば良い、その場に居合わせたひろスポ!取材班にはそう見えた。
戦後80年、被爆80年の広島で、千羽鶴は特別な存在だ。
だからもうその時点で嫌な予感はしていた。ゆえに、中井親子のベンチでの様子もキープしたのではあるが…
試合前の竹原の練習時間になると、中井哲之監督はベンチでの姿勢を変え、内野ノックやキャッチャーの肩の強さに目を光らせていた。その様子はやはり広陵悲願の夏全国制覇を目指す古豪にふさわしいものだった。
でも、それはグラウンド内での話であり、学校生活、寮生活も含めた人間教育の場でどうだったか?は学校関係者や部員やその親たちの声を細かく分析していかないと見えてはこない。
数学が専門でありながら、部長時代から中井哲之監督を支えてきた広陵・堀正和校長も、県高野連の折田裕之会長も知らない真実がたくさんありはしないか?
今時の高校生は情報操作に長け、表の顔とウラの顔を使い分けることなど容易にできる者もいる。だから”まさか”は通用しない。「スマホがない、ない」などと報じるメディアが多いが、それじゃパソコンまでないのか?そうじゃないだろう。
最後に結論を述べるなら、中井親子にはもう高校野球界に居場所なし、即刻退場!が正解だ。堀正和校長は「指導からは外れてもらう」とだけ説明しており、SNSで指摘されているような中井親子の暴力は「確認ありません」としているが、それを通せばまた問題は増幅する。
被害届が出されるほどのことになったのはこの問題を「矮小化」(やくみるつ氏)しようとし続けてこの結末。これまでのこの連載で引用してきたフジテレビ中居事案にそっくりだ。そしてこの案件に灰色決着はない。中井哲之監督には白か、黒か、しかないのである。(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)
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