皆川を前線に残し、ドウグラス下がり気味にポジションを置き、「全員守備」でリバープレートに思うようにパスを回させない、リバープレートの攻撃をうまく寸断。
キックオフを控えた森保監督、
「これまでいい戦いができていますし、このリバープレートとの戦い、楽しみに待っています。世界の強豪クラブにリスペクトはしますが、我々らしく戦って勝機をモノにしたいと思います」
そう言い切っただけのことはある。
前半21分、ドウグラスのシュートが相手DFに当たり、サンフレッチェ広島が準々決勝より遥かに早い時間帯でCKを取る。
そして25分、下がり目のドウグラスがボールを受け、柏からの一本のパスが皆川へ。GKと1対1のチャンス。左足を上げてのシュート、ハロベロ素早く飛び出し交錯…
32分、左サイドを茶島がドリブルで上がり、鋭い切り返しシュート!GKバロベロがファインセーブ。
39分、右サイドのドウグラスから青山。青山の左足からペナルティエリア内の皆川に速いパス。皆川が右足でシュート。バロベロ、右手でスーパーセーブ。
前半、リバープレート、シュート5本、枠に2本、サンフレッチェ広島は7本と3本…
「戦後、復興70周年の広島の心、広島のクラブチームとして世界に広島の存在を知ってもらうために…」(森保監督)
残り45分で日本のクラブチームとして初の決勝の扉をこじ開けるか?