サンフレッチェ広島は、J1の”底”から一段ずつ上がっていくしかない(トップ画像補足説明)
明治安田生命J1リーグ第17節(7月1日、埼玉スタジアム2002ほか)
サンフレッチェ広島はアウェーで浦和レッズと対戦、互いに3連敗同士の一戦にも競り負けて4連敗となった。勝ち点10のまま足踏みが続き17位の順位はそのまま。18位のアルビレックス新潟はジュビロ磐田に0-2で完敗して勝ち点8。
前節でサンフレッチェ広島に3-0で快勝した大宮アルディージャも横浜F・マリノスに1-2で敗れて勝ち点14のまま15位から16位に後退。
前節で16位に下がったコンサドーレ札幌は清水エスパルスに1-0で勝って勝ち点を15に伸ばしてJ2への降格圏外の15位に再浮上した。
以上、順位は暫定。
サンフレッチェ広島は、いよいよ深刻な状況に追い詰められた。この状況を開幕前後のどの時点で誰がどう、どの程度、予想することができていたか?
もちろん、サッカースタジアム問題での責任を一手に背負う行政関係者も含めて…
それが一番、大切…だ…。
直近の4試合でわずか得点1と極度の得点力不足が指摘される中、浦和レッズを相手に後半の27分間だけで3得点。前半0-2の劣勢から奇跡的な逆転勝利、の光が刺しかけたが後半40分に追いつかれると、後半ロスタイム、関根に5人抜きドリブルを許して”Vゴール”を決められた。
「選手たちは今持っている力を出し切って戦ってくれた。結果は悔しいが、それを受け止めて次に進んで行きたい」
森保監督は試合後の会見でそう話した。
皆川佑介とアンデルソンロペス(2ゴール)で叩き出した3得点は、完封負け”当たり前状態”の、前節までで言えば5試合分に相当する。
「次に進んで」いくための準備を整えて、1シーズン制のJ1折り返し。関根のゴールで紫の鼓動が止まった訳ではない。
広島新サッカースタジアム取材班