紅白戦登板に備え走り込むデヘスス
育成選手契約の広島のデヘススが2月11日、宮崎・日南市の天福球場で行われる紅白戦に登板する。
デヘススは196センチの長身から投げ下ろすストレートが武器で球速は優に150キロを超える。一昨年秋、昨年年春と広島のキャンプに参加。さらに昨年は四国アイランドリーグに派遣され、実戦経験を積んできた。
その甲斐あって1月26日、育成契約にこぎつけそのままキャンプイン。契約年数1年で支度金100万円、年俸およそ230万円(金額は推定)で虎視眈々と支配下登録を狙うが27歳という年齢の関係で”吉報”を勝ち取るその期限は3月末まで、と猛アピールが必要な状況下にある。
8日のシート打撃初登板では、主力組を相手に丸、菊池、堂林から3つの三振を奪い、チェンジアップもさえた。
広島では新外国人のザガースキーが故障で離脱。昨年途中加入で守護神として期待されるヒースもインフルエンザで調整遅れを余儀なくされ、「カリブの怪腕」デヘススの未知数の魅力が日増しに評価を高めつつある。
…が、その快速球と課題の変化球が、首脳陣の見守る紅白戦でも威力を発揮するかどうか…。
バットの2、3本でもへし折るようであれば、ますます面白い存在になってくる。