上位浮上へ広島ドラゴンフライズ、つくばに雪辱91－57快勝!!!

2015年11月15日: 編集部

スタンドに快勝報告をする朝山正悟

広島ドラゴンフライズは11月15日、広島市の東区スポーツセンターでつくばロボッツと対戦。91－57のスコアで快勝して前日、最下位チーム相手に69－72で痛い星を落とした悔しさを晴らし、1,239人のスタンドとともに喜びを分かち合った。

第１ピリオド20－８と前日に続きゲームの流れを引き寄せながら第２ピリオドでは19－22とここもまた前日と似たような展開に…。

しかし前日19－26とされた第３ピリオドで25－16と突き放して第４ピリオドは27－11で圧倒した。

外国籍選手オンザコートひとりの第３ピリオド、スリーポイント５本中４本をねじ込んだ朝山正悟が爆発！第４ピリオドでは朝山のシュートチャンスをお膳立てしたシャノン・ショーターが前半でドニミカス・ミルカが後半で連続得点を挙げて今季２度目の90点台を叩き出した。

試合後、Man of the Matchに輝いた朝山は「いつも土曜日に負けて日曜日に勝ってすいません！次回は連勝できるように頑張ります」とマイクを通じてスタンドにコメント。５勝７敗、借金２のチームの星取りを五分に戻すことを約束した。

広島ドラゴンフライズはＮＢＬ12チーム中７位。１位のアイシンシーホース三河は11勝１敗、２位のトヨタ自動車アルバルク東京は９勝１敗、３位のリンク栃木ブレックスは８勝２敗、４位の東芝ブレイブサンダース神奈川は９勝３敗で、４強との差が広がっている。

ＮＢＬ最終シーズンは12チーム総当たり５回戦で実施され、１チーム当たりは55試合。レギュラーシーズンは来年５月８日まで。順位は勝率で争われ、上位８チームがプレーオフに進出する。

広島ドラゴンフライズ
残り１分３４秒でつくばロボッツのタイムアウト、久々楽勝ムード…

佐古賢一ヘッドコーチの話

今日は昨日の反省からの修正がうまくいったと思います。全クウォーターにわたってディフェンスが機能したのが勝因でした。昨日はオフェンスが悪くディフェンスまで悪くなった。ベンチとしても、タイムアウトを早めに取って対策をとっていきましたが、選手がエナジー、集中力。そういうものを切らさず戦ってくれたと思います。
久しぶりに我々のやろうとしているバスケットボールが形になってきたのかなと…。ディフェンスからボールをプッシュして早くフロントコートにつなげて、インサイドとアウトサイドのバランスをとりながら攻撃を組み立てる、これを自信にして、朝山も言ってましたが土曜日からパフォーマンスできる準備をしないといけません。
誰もディフェンスは疲れるし頑張りたくない。選手の性として選手は点を入れたい…。で、ディフェンスが悪くなる時はオフェンスもよくない。昨日は早い時間で「勝てるんじゃないか」となってディフェンスをサボリがちになり、みんなオフェンスでオレがオレがになった。我々のバスケットボールはディフェンスはオールコートでしつこく！がモットーです。今シーズン、このメンバーで戦うにあたりそれがまずできないと上のチームについていくのは難しい。
朝山がきょう活躍できた要因はシャノンのボールプッシュですね。中盤でシャノンが引き付けるから朝山が空いてくる。そういう連携した部分。単にシュートを決めた人間がヒーローになるのではなく影でどういう人間の活躍があったか、です。昨日もそう。竹内公輔とシャノン。きょうは外の人間（朝山）がアジャストしていました。（田中）成也のエンジンのかかりが今日は遅く、そうでなければここまで朝山に（スリーポイントで１８得点と）偏らずバラけていたと思います。

広島ドラゴンフライズ91-57サイバーダインつくばロボッツ
1P 20-8
2P 19-22
3P 25-16
4P 27-11
来場者数：1,239人
会場：広島市東区スポーツセンター
今シーズン成績：5勝7敗
Man of the Match：#2 朝山正悟
医療法人社団飛翔会フェアプレー賞：#21 シャノン・ショーター