佐古ヘッドコーチとあいさつする菊池選手、左はカープ久本投手
カープの菊地涼介内野手とNBL広島ドラゴンフライズが初めてコラボする、「菊池涼介選手 広島ドラゴンフライズ応援デー」が12月13日、広島市西区の広島サンプラザホールで開催された。
菊池選手が地元の広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」にも協力を呼びかけ、自らがプロデュースした。
親交のある佐古賢一ヘッドコーチとのコラボレーションTシャツ付きチケット「キクチケ!」が販売され、カープのユニフォームを着用して来場すると当日券割引のサービスも行われた。
カープファン、続々入場…
もちろんカープユニのまま観戦
試合の方は前日に続いて僅差で及ばす…、しかしスタンドの盛り上がりは最高潮に…
その結果は…
この日の入場者数は2,853人のクラブ新記録を達成。前日は、同じ東芝ブレイブサンダース神奈川を相手に1,658人、これまでの記録だった昨年の開幕戦の2,130人も大幅に上回った。
ゲーム前、笑顔の菊池、久本両選手
いつものマツダスタジアム、天然芝の上とは”異次元”?のコート上で始球式の”プレー”をする菊池選手
菊池選手は1990年3月生まれの25歳で東京都東大和市出身。佐古ヘッドコーチは1970年7月生まれの45歳で横浜市出身。「バスケットボールはよくわからない」と話す菊池選手だけに二人には共通項がなさそうにも見える。しかし昨年末にJTサンダーズ、越川優主将らの取り計らいで出会いが実現、ほどなく「食事に行っても食事というより熱い話ですね、3、4時間、5時間がすぐに過ぎる、僕も刺激を受ける先輩として接しています」(菊池選手)という仲になった。
佐古ヘッドコーチも「アスリートとしての人間性など、どのスポーツでもトップにいる人たちに共通するものがあります。話していて熱いものをいただける。すごく明るいのでどんな時も楽しませてもらっています」と支えられている部分の多いことを打ち明ける。
今シーズン開幕直前にあった「新リーグ1部、2部振り分け」で「1部参入濃厚」の声がありながらまさかの2部スタート(Bリーグ開幕は2016年秋)となった広島ドラゴンフライズにとって、収益の柱である集客力アップは、今後に向けての最重要課題。
そこに著書「二塁手革命」でも知られる”異次元プレー”の菊地選手のサポートが加わったことで、現在、順位の方でもNBL12チーム中9位と苦戦するチームにとっては「大きな刺激」(佐古ヘッドコーチ)、頼もしい後押し、となったのは間違いない。
会見に応じる菊池選手と佐古ヘッドコーチ
菊池選手コメント
去年見て、1年経ってきょう来ましたけど、去年より成長しているな、というのが第一印象ですね。きょうも(佐古ヘッドコーチが)熱く動いてらっしゃったのでそれをまた間近で見て気迫を感じて僕も熱くなっちゃって僕も上着を脱いでましたね。カープはオフの時期ですし、(カープファンは)ぜひ広島ドラゴンフライズに足を運んで盛り上げてもらいたいなと思っての企画でもあるんで、今後もお客さんに入ってもらえるように呼びかけたいと思います。(企画の結果としては)お客さんがけっこう入られていたので、納得しています。今回はこういう形になりましたけど、それ以前から仲間内ではドラゴンフライズを応援しよう、とやってきていました。それがテレビにも後押しして集まっていただいたんで、これを機にサポートできるように頑張っていきたいと思います。