広島の黒田は7月23日、マツダスタジアムで阪神戦に先発。7回115球を投げて5安打無失点。今季最多の9三振を奪い日米通算200勝を達成した。マツダスタジアムには3万2075人が詰めかけ、その偉業を祝福した。
試合は7対0で広島が圧勝した。対阪神戦9連勝となり、貯金は今季最多の21。なお黒田との”同着”通算300本塁打に王手をかけていた新井貴浩は適時打で黒田を援護したがホームランは出なかった。
黒田のあいさつ(要旨)
ありがとうございます。
一番は、ほんとにほっとしています。
きょうたくさんのファンの人が集まってくれて、ファンの人の前で何とか決めたいという気持ちでマウンドに上がりました。
いつもほんとにファンの声援に背中を押されて、心が折れそうな時でも気持ちをもたせてもらってほんとに感謝しています。
みんなが何とか勝たせてあげたいという気持ちが伝わってきて、若い選手が多いんですけど、それに引っ張られて勝つことができました。
まさか(マツダスタジアムで)こういう日が迎えられるとは思っていなかったのでほんとに嬉しいです。
(200勝は)自分的にはあまり実感が湧かない、そこまで勝ったのかなという気持ち。日本とアメリカのチームメートのサポートがあってここまでこれました。
チームのため、またあしたから201勝目を目指して、そして大きな目標に向かってチーム全員で戦っていきたいです。
きょう、最高のチームメート、最高のファンの前で、最高の広島、マツダスタジアムで節目の勝利をあげられて自分自身、感動しています。