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2016年07月23日
編集部

ベスト4に名乗り、強打の広陵、試合巧者の新庄、機動力の如水館、優勝候補の崇徳、高校野球広島大会

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第98回全国高校野球選手権広島大会第10日(7月23日、2球場で準々決勝4試合)

好ゲームが相次ぐ中、準決勝に広陵、如水館、新庄、崇徳が勝ち上がった。

広陵はここまで僅少差ゲームを続けてきた誠之館を11-1六回コールドの大差で破り、全4戦コールド勝ちで3年連続のベスト4入りとなった。11安打で11得点。実力どおり、予想どおりの快進撃。ただ、準決勝では如水館と当たる。これまでとは違った戦い方が要求される。誠之館は38年ぶり4強へ向け9安打を放ち意地を見せた。

広陵とぶつかる如水館も3年ぶりの4強入り。宮島工相手に四回表終了時点で2-3とリードされたがその裏に3点を奪い逆転すると五回にも3点を加えて試合の流れを引き寄せ9-5で逃げ切った。この試合の10盗塁で大会盗塁数は28になった。一番から五番までで12安打のうちの3分の2の8安打を放ち走りまくっている。

優勝候補筆頭の崇徳は4-6の七回に3点を奪って7-6で際どい試合をモノにした。シード校の西条農は王者・崇徳相手に一歩も引かない見事な試合運びで崇徳を上回る12安打を放ち、先制されながら2度リードを奪った。ただ3失策が失点に繋がった。崇徳の4強入りは5年ぶり。「優勝」まであと2勝というとことまで、重圧をはねのけ勝ち上がった。

新庄は頼みの堀に試合を託し、5-4で広島商に競り勝った。初回に2点を先制され、五回に1点差に詰め寄ると七回に河内恭英(1年)の左翼ポール際へのホームランで追いつき、そのあと2安打と暴投などで3点を加えた。広島商は九回、二死三塁でホームスチールの奇策に出たが新庄バッテリーに封じられた。

7月24日 準決勝、しまなみ球場

午前10時   如水館―広陵
午後0時30分 新庄-崇徳

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