広島ドラゴンフライズ、青森ワッツを振り切り、島根スサノオマジックに半歩迫る

2017年03月06日: 編集部

広島ドラゴンフライズは３月５日、青森県の八戸市東体育館で青森ワッツと対戦、８２－７４で勝って前日の手痛い敗戦のあと貴重な１勝を挙げた。

この日、試合のなかった島根スサノオマジックは３６勝６敗、勝率８割５分７厘でB.LEAGUE B2西地区優勝マジックは１６、プレーオフ進出マジックは１５のまま。

広島ドラゴンフライズは３３勝９敗、勝率７割８分６厘で首位の島根スサノオマジックまで１・５差。３位の熊本ヴォルターズも勝って３２勝１０敗、勝率７割６分２厘と広島ドラゴンフライズをぴったりマークしている。

試合は前日、11－24と前日、後手に回った第１クォーターで、立ち上がりから田中成也の3Pが決まり、連続ターンオーバーを与え同点に追いつかれてもアジーズ・エンダイがインサイドで踏ん張った。

しかし24－17とリードして迎えた第２クォーターで苦戦。37－41と逆にリードを許して前半を折り返し、第３クォーターで何とか追いつき第４クォーター勝負に持ち込んだことが勝利に結びついた。

第４クォーター、明暗を分けたのはターンオーバー。64－61と拮抗した中で北川弘が相手のパスをスティールし、ダニエル・ディロンへアシスト。これが決まり66－61。ここで青森ワッツはタイムアウト。

それでも広島ドラゴンフライズは主導権を握ったまま、アジーズ・エンダイのスティールから北川の3Pで71－64。粘る青森ワッツも74－73まで迫ってきたが、タイムアウト直後に朝山正悟が魂の入ったショットを沈め、逆転は許さす。さらに北川弘が再度スティールを奪い、これを決めて78－73とここ一番でのプレーが光った。

次節は３月１１日（土）、１２日（日）、広島サンプラザホールでの岩手ビッグブルズ戦。交流戦全２４試合がこれで終了すると、残りは１６戦、大詰めを迎える。

B.LEAGUE B2 第21節
広島ドラゴンフライズ82-74青森ワッツ
1Q:24-17
2Q:13-24
3Q:21-17
4Q:24-16
今シーズン成績：33勝9敗
会場：八戸市東体育館
入場者数：1618人

【スターター】
広島：#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也

青森：#0會田圭佑、#6館山健太、#8下山大地、#18菅俊男、#33カイル・バローン

＜【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#0アジーズ・エンダイ17点
#12ダニエル・ディロン17点
#2朝山正悟12点

◆リバウンド
#21コナー・ラマート7リバウンド
#0アジーズ・エンダイ5リバウンド
青森ワッツ
◆得点
#2アラン・ウィギンス16点
#33カイル・バローン16点
#6館山健太14点
#7ブランドン・セビルンビ12点

◆リバウンド
#7ブランドン・セビルンビ7リバウンド
#15下山貴裕5リバウンド

◆アシスト
#0會田圭佑5アシスト

広島ドラゴンフライズ・佐古賢一ヘッドコーチ
今日は昨日と違い、1クォーターでしっかり我々がイニシアティブをとって進めることができた。ただ２クォーターに青森のストロングポイントであるファストブレイクなどを絡められて少し辛い時間があったが、全体的に今日は両チームともに遊びがない、シーソーゲームのまま第４クォーターを迎えた。

こういう中で1つのミスや1つのビッグショットがきっかけになるようなゲームになった。その中、今日はしっかり我々のチームも我慢して戦うことができた。相手ベンチから出てくる言葉をうまく拾いながら、どこが我々のウイークポイントなのかというのを、ディフェンスにも活かせた。第４クォーターでターンオーバーを数多く誘発させれたというところが、最終的に勝つことができた部分ではないか。

青森ワッツ・佐藤信長ヘッドコーチ
今日は第４クォーターに尽きる。４クォーターのターンオーバーが多かった。やはり大事なところでターンオーバーが多くなると、良いゲームをしてても勝てない。あとは今日最後、広島の朝山がさすがだなという感じがした。うちの選手にもああいう気持ちが強いプレイヤーに育ってもらいたい。今日もオープンのショットが４クォーターまでたくさんあったが、そこも課題。我々はインサイドが強く、これからのゲームどこのチームもきっとこういうディフェンスをやってくるのではないか。その中でどれだけアウトサイドシュートの確率を上げられるかにかかってくると思う。そこのバランスが良くなると、もっとインサイドが活きてくるはずだ。

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