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2018年02月04日
編集部

広島ドラゴンフライズ・負傷しても戦う北川弘の意地とプライド炸裂、ライジングゼファー福岡に先勝!

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北川弘
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広島ドラゴンフライズは2月3日、呉市総合体育館でB2西地区首位を快走するライジングゼファー福岡と対戦。1600人を超えるファンの大声援に後押しされ65-58でロースコア戦を見事に制した。

北川弘の20得点、7リバウンドが勝利を引き寄せた。

B2第18節GAME1
広島ドラゴンフライズ65-58ライジングゼファー福岡
1Q:16-13
2Q:22-15
3Q:14-13
4Q:13-17
入場者数:1618人
マンオブザマッチ:#11北川弘
シーズン成績:17勝16敗(B2西地区4位)
【スターター】
広島:#5山田大治、#7坂田央、#11北川弘、#13クリント・チャップマン、#24田中成也
福岡:#5山下泰弘、#7北向由樹、#8薦田拓也、#11エリック・ジェイコブセン、#41加納誠也

後半戦スタートからアウェイ戦4ゲームを終えてホームに戻ったドラゴンフライズ。スターターは前節GAME2と同じく山田とチャップマンを起用。対して福岡は得点源の#22ペッパーズを怪我で欠き、#10パプ月瑠は温存してのベンチスタート。

ゲームは立ち上がりから広島のタフなディフェンスが冴える。北川が3P、タフショットを決めるなど強気の攻めを見せる。チャップマンの3Pも決まって16-13でリードを奪う。

第2クォーター。主導権を握ったのは広島。北川の3P、ディフェンスリバウンドからボールプッシュしてドリスドムが速攻を決める。さらにディフェンスでは福岡の24秒バイオレーションを取って、攻守ががっちり噛み合う。

北川が自らレイアップで持ち込んで得点も決めるなど、プレイでチームを引っ張る。残り4:58 には朝山が3PでAND1の4点プレイを決め、続いてドリスドムがオフェンスリバウンドをねじ込んで点差を10点まで広げる。前半終了間際にはチャップマンのブザービーターで3Pも決まって38-28。

第3クォーター。 広島は足をつかい、福岡をタフショットに追い込む厳しいディフェンスを続ける。福岡は速い展開から打破しようとペースを変えてくるも、北川のスティールからの速攻で流れを引き戻す。残り6:11に山田が4ファウルで交代を余儀なくされると、福岡は#10パプ月瑠を交代しオンザコート2状態に。

広島は田中がアクシデントで一時交代するなど厳しい時間帯も耐えて、しっかり流れを繋いでいく。北川がフロアに顔を打ち付け、歯が折れるアクシデントも、逆にチームの士気を高め52-41と、なおリードして最終クォーターへ。

逆転にアクセルを踏む福岡に対して、ディフェンスではさらに足を動かし、声をかけあい我慢する。北川が治療から戻ると早速にスティールからの速攻を見せるなど、負傷の影響を感じさせない。それでも首位福岡の底力はあなどれない。

福岡#21加納のレイアップ、#8薦田の3Pで追い上げる。さらに北川がテクニカルを取られるなど嫌な流れ。ここはなんとか守り切るも、福岡#11ジェイコブセンのファストブレイクからのダンクで59-53と迫ってくる。朝山がタイムアウトで仕切り直す。この勝負どころを気力で守り切ると、最後まで気を抜かずに65-58で勝利を飾った。

 

【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#11北川弘20点
#3テレンス・ドリスドム13点
#13クリント・チャップマン12点
#2朝山正悟10点
◆リバウンド
#13クリント・チャップマン10リバウンド
#11北川弘7リバウンド
#42ケビン・コッツァー5リバウンド

ライジングゼファー福岡
◆得点
#11エリック・ジェイコブセン20点
#8薦田拓也13点
◆リバウンド
#11エリック・ジェイコブセン14リバウンド
#10ファイ・パプ月瑠7リバウンド
#5山下泰弘5リバウンド
#41加納誠也 5リバウンド
◆アシスト
#11エリック・ジェイコブセン6アシスト

広島ドラゴンフライズ・朝山正悟HC
「後半戦の初勝利をホームで挙げることができてホッとしている。今日は入りもよく、2Qもいい流れで戦うことができ、3Qは課題がある部分でもたつき、最後ももっと煮詰めていかないといけない。福岡に勢いがあれば、ひっくり返されていたゲームだった。全体としては我慢するべきところで耐えて、ステップアップするためにも勝てて良かった」

「4連敗したことを誰も悲観することなく、しっかり戦う姿勢をつくれている。北川はカラダをはる、ボールプッシュ、足を動かしてボールをひっかけるなど良い部分を出してくれた。個人的には久しぶりに良い北川を見たという感じ。これぐらいはコンスタントにできる選手なので、大事な部分のターンオーバーなどをしっかり修正して、この先も良さを全面に出していって欲しい」

広島ドラゴンフライズ・北川弘
「負けが続いている中で首位福岡と対戦して、まだまだ戦えるチームだということをホームで見せたかった。チームを鼓舞して、カラダを張ることが今日自分にできるベストだと思った。ここまで自分でも消化不良な状態が続いて、メンタル面でも守りに入った部分もあったと思うが、縮こまっている場合じゃないと、気持ちのギアを上げて臨むことができた。みんなの気持ちも非常に高く、全体として気持ちの入ったゲームだった。(怪我した場面について)顔面から落ちた。今日の勝利に比べたら安いものだ。このあと治療に行ってくる」

ライジングゼファー福岡・河合竜児HC
「ペッパーズがいない中で、非常にもったいない結果になった。前半が悔やまれる。ディフェンスではミスがあったものの、フルメンバーの広島を相手に65点に抑えられたことは自信につながる。オフェンスではペッパーズの欠場が響いたと思う。目先の勝利はもちろん欲しいが、B1を目指す上で、それとB1に上がってからの見据えて、年末はエリックがいない中で、今日はペッパーズがいない中で戦うことは必ず財産になる。連敗したことは痛いが、この中であがいて、どのような糧にしていくのかが課題になってくる。今日は広島が良いディフェンスをしていたので、打破するために工夫をしたい。明日勝つために何ができるのか、戻ってから選手と一緒に考える」

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