サンフレッチェ広島は6月22日、地元のエディオンスタジアム広島で行わる8月11日(土・祝)のV・ファーレン長崎戦で「ピースマッチ~One Ball. One World.スポーツができる平和に感謝~」を開催すると発表した。
サンフレッチェ広島では2016年8月6日、エディオンスタジアム広島で名古屋グランパス戦が開催された時にも、来場者全員に「平和祈念パネル」を配布して「スポーツができる・楽しめる平和」の素晴らしさを広島から世界へ発信した。
今回は被爆都市双方のクラブが対戦する、広島にとっても歴史的な一日になる。そのため、より多くの市民・県民、ファン・サポーターとその思いをひとつにして、その歌声や祈りやたくさんの笑顔でサッカーを通じての平和発信を行っていく。
キックオフは午後7時。
クラブ側ではその意図などについては次のように説明し、広島・長崎からのメッセージをよりインパクトのあるものとするため様々な企画を進めている。
コンセプト
1945年8月、広島市・長崎市は原子爆弾の投下により、一瞬にして廃虚と化し、両市併せて21万人を超える数多くの尊い命が奪われました。
戦後70年以上経過した現在でも、多くの被爆した市民が、放射線による後障害や精神的な苦しみと闘っておられます。
このような原子爆弾による悲劇が二度と地球上で繰り返されることのないよう、
被爆地で活動するクラブチームとして、サッカーを通じて核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を全世界に発信していく必要があります。
このため、広島・長崎の平和祈念式典の直後に予定されているサンフレッチェ広島とV・ファーレン長崎の試合を“ピースマッチ“と位置付け、平和首長会議の後援のもと、選手・観客が一体となって世界恒久平和の実現を全世界へ発信します。
この一戦は、過去への慰霊、幸せである現在への感謝、そして恒久的な平和への願いを込めて両チームが熱戦を繰り広げます。
サンフレッチェ広島は、これからも広島を代表するプロチームとして、『サッカー』を通じて、この恒久的な平和を発信し続ける使命を永遠に〟持ち続け、8月6日直近の開催ホームゲームにて、この想いを発信し続けることで、『広島を愛し、広島で一番愛されるプロスポーツクラブ』づくりに日々精進して参ります。
キャッチコピー
One Ball. One World.スポーツができる平和に感謝
私たちは、広島で活動するプロスポーツクラブとして、『サッカー事業を通じて、夢と感動を共有し、地域に貢献すること』を理念として活動しております。その理念のもと、サッカーを通じて、スポーツができる平和に感謝し、世界をひとつにしたい、そんな願いをこの言葉に込めました。
ロゴ
広島として忘れ得ぬ日、8月6日をアイコン化し、【世界平和への想いを、地球の図柄で】【8月6日の象徴である原爆ドーム 】【平和の象徴である鳩 】そして、【サッカーを通じてメッセージを発信するサッカーボール】この4つのキーワードを、チームカラーの紫で表現することで、私たちサンフレッチェ広島の想いを形にしました。
この試合の詳細は、サンフレッチェ広島オフィシャルホームページ内に特設ページを設け、随時情報を発信いたします。