画像は誠也”兄貴”から学ぶ坂倉(右)
8月23 日 〇2-1 巨人 マツダスタジアム
通算22勝26敗6分け(首位巨人まで7差、5位ヤクルトに0・5差の最下位変わらず)
18時00分開始・3時間10分(中断42分)、4,998人
相手先発 直江4回3安打1失点
本塁打 鈴木誠13号①、坂倉2号①
一番レフト長野
二番セカンド菊池涼
三番センター西川
四番ライト鈴木誠
五番サード堂林
六番レフトピレラ
七番キャッチャー曾澤
八番ショート田中広
九番ピッチャー遠藤7回120球5安打1失点(自責1)
塹江〇(22試合3勝1敗)
フランスアS(23試合1敗6S)
マツダスタジアムの”恨み”はマツダスタジアムで晴らす。
7月14日からの3連戦。2-7、1-12、4-9のスコアで歴史的敗戦を喫した広島がこの3連戦、7-5、10-2、2-1のスコアで巨人にお返しした。
前回は九里、K・ジョンソン、薮田の先発で、今回は森下、大瀬良、遠藤だった。
森下とバッテリーを組んだ坂倉は初戦の初回、3ランで試合の流れを引き寄せた。
この日も坂倉の先発かと思っていたら前日、大瀬良と組んで巨人打線を8回2点に抑えた曾澤がスタメンマスクをかぶって遠藤をリードした。
遠藤・坂倉のコイのU22バッテリーは8月2日の東京ドームで9回118球2失点完投勝利をマークしている。でも、それが逆に巨人の誇る優秀なスコアラーによって「傾向と対策」の好材料になったりもする。
佐々岡―倉の往年のバッテリーは読みも深い。不安定な立ち上がりを見せた遠藤は初回いきなりの雨による42分の中断も乗り越えて、曾澤のリードで7回1失点と試合を作った。
しかしそれでけで終わらないのがコイのU22バッテリーの凄さ。1対1膠着状態の八回、代打で出番の回ってきた坂倉は右中間スタンドに2号V弾を打ち込んだ。
打ったのは巨人4人め、大竹の代わりバナ、初球のスライダーだった。
坂倉のプロ第1号は昨年8月1日の東京ドーム。やはり大竹から打っている。この時はボールカウント1-1からの146キロ、ストレートだった。
お立ち台の坂倉は「振っていかないと打てないと思って、初球を振ることを決めて打席に入りました」とだけ話したが、その「初球」に真っすぐはこないと読み切っていたのではないだろうか?そして、独特の「間」で、引き付けて右中間へ…
坂倉が”勉強家”であることは広く知られるようになった。頭が切れることはインタビューの受け答えからもうかがえる。八回のピンチを押さえて勝ちがついた塹江もそうだ。ともにチームの将来を背負って立つ。
やられたらやり返す。
前回、巨人打線を勢いづかせた原因のひとつだった岡本のバットを計11の1と黙らせた。前回のマツダスタジアムでは3試合ともスタンドに運ばれた。そのうち2発は曾澤が、1発は坂倉がリードした時のものだ。
今回の3連戦ではカーブを空振りしたりバットの先っぽで内野ゴロにするケースが増えた。岡本の推定年俸は巨人ベスト10圏外だがそれでも1億4000万円。
同1400万円の遠藤や同800万円の坂倉のリードで敵の主砲を封じたとなればこれほど痛快な話はない。(ひろスポ!・田辺一球)