画像はマツダスタジアムの九里
9月1日 ●0-4 中日 ナゴヤドーム
通算24勝31敗6分け(首位巨人まで最大の11差となり5位変わらず)
18時00分開始・2時間41分、3,609人
相手先発 大野雄9回2安打無失点
本塁打 ―
抹消 野間(8月31日)
登録 メヒア
一番レフトピレラ
二番セカンド菊池涼
三番センター長野
四番ライト鈴木誠
五番サード堂林
六番サードメヒア
七番キャッチャー曾澤
八番ショート上本
九番ピッチャー九里●(10試合2勝4敗)7回3分の2、142球9安打5失点(自責5)
ケムナ
中日の大野雄は球団タイ記録の5試合連続完投勝利を完封で飾った。敗れた広島は首位巨人の背中が見えなくなり、借金は8月1日以来の今季ワースト7に逆戻り。
そうならないように…と広島打線は右打者オンリーで臨んだが、これが裏目。
長野、鈴木誠、堂林のクリーンアップは計9打席で誰も外野にさえ飛ばせず、7月10の対戦時にレフトスタンドに叩き込んだ菊池涼も投ゴロ、四球、空振り三振、遊ゴロ。
急きょ二軍から呼び寄せたメヒアもやはり6月26日の対戦でスタンドに運んでいたが、結果は空振り三振、ラッキーな右前打、空振り三振に終わった。
けっきょく広島の出塁はこの2つと九回、代打で一番いい打球を飛ばした坂倉の右前打だけ。…坂倉は左打者。ことごとくアウトローのツーシームを空振って右打者10三振ってどうなのよ?
一方、広島先発の九里は、大野雄がインタビューで「九里投手が気合いが入っていたから僕も気合いが入りました」というぐらいのガッツむき出しの投球。スポーツ紙の見出しは「ガッ九里」かもしれないが「ガッツ九里」が正解か?
しかし不運も重なり五、六回に1失点ずつ。球数112球で臨んだ八回は二死無走者からガス欠となって右前打、四球、左前打、ライトフェン直二塁打…この回3点を失ったところで交代となった。
その球数は142球。佐々岡監督の下では最多となった。
今季の広島投手陣で120球以上は…
6月26日 中日戦(ナゴヤドーム)大瀬良9回完投勝利132球
6月28日 中日戦(同上)森下8回3分の2、勝利投手136球
7月9日 DeNA戦(マツダ)森下5回負け投手122球
7月23日 阪神戦(甲子園)森下6回勝ち投手120球
8月5日 ヤクルト戦(神宮球場)野村7回勝ち投手120球
8月14日 阪神戦(京セラドーム)森下9回完封勝利127球
8月23日 巨人戦(マツダ)遠藤7回勝ち負けつかず120球
森下が4度で3勝1敗。くれぐれもケアを…
大瀬良、野村は勝ちがつき、遠藤は勝ち負けつかず。
九里にも勝ちがつけたかった…それが佐々岡監督と広島首脳陣の続投判断の狙いだったのだが…(ひろスポ!・田辺一球)