サンフレッチェ広島は1月16日、広島市内のホテルで2021新加入選手発表会見を行った。
コロナ禍にあってニューフェイスは4名。
GK川浪吾郎(29歳、ベガルタ仙台から完全移籍、J1リーグ戦通算7試合、J2同10試合)
MF今津佑太(25歳、ヴァンフォーレ甲府から完全移籍、J2通算65試合3得点)
MF藤井智也(22歳、立命館大学卒業予定、昨季特別指定選手として広島でリーグ15試合に出場無得点)
FWジュニオール・サントス(26歳、完全移籍、J1リーグ戦通算23試合13得点、J2同8試合無得点)
…という顔ぶれとなり、ジュニオール・サントス選手はブラジルから入国後、2週間の自宅待機となっているためリモートで参加した。
冒頭、足立修強化部長は次のようにあいさつした。
「城福体制4シーズン目、27名(昨年より1名減)のメンバーでスタートします。川浪選手は体格を生かした経験豊富なゴールキーパーです。林、大迫、増田と激しいゴールキーパー競争を繰り広げてもらえるよう、持ち前の明るさでチームを盛り上げてもらえればと思っています。今津選手は昨シーズン、大卒3年目ながら甲府の中心的存在でした。J2屈指のディフェンダーで、さらなるディフェンス強化のピースとして加入してもらいました。昨シーズン2ゴールのストロングでポジション争いを盛り上げてもらえればと思います」
「藤井選手はJリーグでもスピードはトップクラス。それを武器にキャリアのスタートでそれを思う存分に発揮してエディオンスタジアムを盛り上げてもらいたいと思います。ジュニオール・サントス選手はマリノスの22試合で13得点と昨シーズンは大暴れでした。サンフレッチェ広島の攻撃の軸として、期待しています」
なお、この会見の中で仙田信吾社長がサンフレッチェ広島サポーターの呼称を「サンフレッチェファミリー」として今後は統一していきたい、との発言をした。(ひろスポ!記事既報)
川浪吾郎選手の話
去年は出場試合がなかったので、まずはピッチに立ってチームの勝利に貢献したい。僕は常に挑戦していたい人間なので、広島さんのオファーを受け、もっと人としても成長できるとこういう決断(Jリーグ12シーズンを経験しての現役続行)をさせていただきました。
今津佑太選手の話
(背番号33について)面識はないのですが塩谷さんという素晴らしい選手がつけた番号で、33番に恥じないパフォーマンスができたらいいなと思っています。自分がどういった景色を見ることができるか、去年までJ2で(3シーズン)プレーして、オファーを頂いた時は迷いなくJ1で挑戦したいと思いました。
藤井智也選手の話
(昨季の50から15に背番号が変わって)浩司さん(森崎)がつけていた番号ということで、僕が小学生の時、岐阜と広島の試合のエスコートキッズとして入場させていただいた時に手を繋がせていただいた選手が浩司さんでした。勝手にそこは縁を感じています。そのような道を辿って自分も活躍していけたらいいなと思っています。大学2回生でアシスト王を取れたので、その数字をまず伸ばしていけるように、全力で頑張りたいと思います。
ジュニオール・サントス選手の話
自分のストロングポイントとして認識しているのはやはりパワー、スピード、1対1の仕掛けで絶対に前に向かっていくところ。そしてシュートの質。そこをしっかりチーム戦術に落としていき、求められるのは何かを把握して良さを出していきたいし、持てる力を全部出して素晴らしいチームにしていきたい。個人としてもチームとしても、みなさんがまだ見たことのないところへ行きたい。
私はクリスチャンで神を信じています。聖書の中に「人生はいいことばかりじゃない、悪いことも降りかかってくる、何度も災いは降りかかってくるけれど必ず神の御加護がある」という言葉があります。絶対に諦めない心を持つことを大事にしています。
(目標にしている選手やライバルではない、自分に影響を与える)選手がふたりいます。ひとりはクリスチャン・ロナウド選手。どちらかと言えばピッチ外の見えないところでの努力です。努力を惜しまないからあんなプレーができるのだと思います。もうひとりはネイマール選手。ピッチ内でみんなを楽しませてくれるし、ほんとにリアリティ溢れるプレーの連続で、みんなに予想不能の驚きを与えてくれるところに影響を受けています。