画像は広島10連勝のマツダスタジアムスコアボード
広島が破竹の10連勝をマークした。開幕前、大方の解説陣は広島の最下位を予想。しかしヤクルトに開幕3連敗してもタフなチーム力で盛り返し、交流戦でさらに逞しくなって暑い季節をコイの季節に換えた。
ベンチにいる外国人投手はターリーだけ。チーム野手最強のカード”龍馬”もいない(この日、バットを振る練習再開)、即戦力として期待された新人投手陣も二軍調整が続くというないないづくしでも勝つ続けることのできる理由は何か?
広島のこどもたちは夏休みの自由研究のテーマにしてみてはどうだろう?
以下、note 「田辺一球コイ即便・速報」より7月27日(木)広島-ヤクルト15回戦の模様をお伝えする。
1回表
並木…ストライク、空振り、ファウル、4球目144キロ打って高いバウンド、セカン上本のグラブトスはファースト堂林の頭上越えて内野安打
武岡…1ボールから二ゴロで二塁アウト、ヤクルトなんとかしたい気持ちがいきなりから回り
きょう登録塩見…1ボールから強烈センターライナー、こりゃ要注意だ
村上…初球一塁側強いファウル、ボール、ファウル、間があって4球目146キロファウルチップ三振!威力ある1球!
1回ウラ
小園…130キロボール、129キロファウル、外115キロボール、130キロ快音響いてセンターライナー
野間…1ボールからまた快音ライトライナー…
秋山…107キロストライク、133キロストライクで2ストライク、外際どい132キロはボール、インローファウル、外ワンバン、132キロ真っすぐに差し込まれて二ゴロ
2回表
オスナ…2-1からの140キロ平凡な右飛
中村…フルカウントから見逃し三振、中村1球も振れない、的絞らさせない
濱田…4球目右飛、床田の間合いになりつつある
2回ウラ
上本…1ストライクから125キロ振ってバットの先っぽ投ゴロ
初の五番末包…ボール低目、内角ストライク、内角打ってレフトポール左弾丸ファウル、4球目強い三ゴロ、してやられた
堂林…3ボール、ストライク、5球目末包と似たような痛烈ファウル、外ボールで四球
曾澤…1ストライクからショートゴロ正面…
3回表
長岡…1-1から空振り、145キロファウル、5球目145キロ左前打、長岡バットを振り切らず、パンチショット!
石川…さすがベテラン初球バント成功
一死二塁で並木…2-1まで振ってこない、4球目ファウル、5球目もファウル、6球目ホームベース上に止まる捕ゴロで二死二塁
武岡…1ボールから二ゴロで3アウト
3回ウラ
田中広輔…緩い球が4つ続いて膝下の4球目をロブショット!レフト前に落ちてチーム初ヒット、強く振るとアウトになっている、こういうショットも必要
床田…初球難しいバント決めて一死二塁
小園ここは満振りより技あり打法…初球107キロ満振りしてセンター低位置フライアウト
野間…2-1まで見てここも打たされた…左飛
4回表
塩見…止めたバット一ゴロ
村上…抜いた球攻めでボール、空振り、ファウル、4球目真っすぐファウル、5球目一ゴロ堂林抜けそうな打球うまくさばいたナイスプレー
オスナ…2ボールから当たり損ね投ゴロ、クリーンアップを11球で片付けた
4回ウラ
秋山…外116キロボール、外118キロボール、128キロファウル、126キロ低目ボール、内角で曲がる117キロファウルでフルカウント、そして6球目インコースヘッドを残して逆方向ヒット!ベテラン同士、匠の技、さあ無死のランナー
上本…初球ストライク、108キロファウル、低目ぎりぎり打った、ロブショット、センター前に落ちかけるが塩見がよく捕った
末包…初球左へファウル、2球目打って第1打席といっしょだがランナーいるから5・4・3併殺打
5回表
中村…3-1まで振ってこない、5球目三ゴロ
濱田…初球打ち、ツーバウンドをサード田中広輔弾いてエラー
長岡…ファウルとボールで1-1、牽制球で濱田挟まれてアウト、148キロで長岡空振り三振!
5回表
中村…3-1まで振ってこない、5球目三ゴロ
濱田…初球打ち、ツーバウンドをサード田中広輔弾いてエラー
長岡…ファウルとボールで1-1、牽制球で濱田挟まれてアウト、148キロで長岡空振り三振!
5回ウラ
堂林…初球打ち!三塁線村上のグラブ弾いてファウルゾーン、堂林セカンドに滑り込んで際どいがセーフ…高津さんリクエスト→長い検証の末セーフ!
曾澤…初球ストライクバントはさすがにない、2球目打ってショートの頭上越えた、堂林サード蹴った、センターからのバックホーム…堂林滑り込んで先制点!曾澤やりました!
C1-0S
田中広輔…ボテボテ一塁線ゴロを中村うまくファーストに送ってアウト、一死二塁
床田…2-2からいい音がして…中飛
小園…二ゴロ、セカン武岡好守
6回表
甲子園は阪神4-4巨人
床田5回61球
石川…4球目二ゴロ
並木…1-1から右前打、ヤクルト2本目のヒット
武岡…初球ストライク、牽制球2つ、2球目ライト線ヒットで一死一、三塁、2者連続で快音
塩見…初球高目真っすぐボール148キロ、147キロ同じようにボールでスタンドから拍手、140キロファウル、4球目は完全なるライトへの犠飛になった
C1-1S
二死一塁で村上…ファウルと空振りで2ストライク、牽制球、低目140キロボール、149キロ空振り三振でスタンド喝采の嵐
6回ウラ
甲子園は五回表、梶谷ソロ、T2-3G
石川は59球、被安打4
野間…緩い球多投の石川、フルカウントまで見て6球目当たり損ね投ゴロ、石川素早くファーストに投げるが送球逸れてエラー、ここで石川ベンチへ
石川送球の際に足首でも捻ったか?ここで山本とスイッチ
無死一塁で秋山…1-1からエンドランはセンター前へ…いやここも塩見がよく前進してキャッチ、ライナーゲッツー
上本…三ゴロ、ヤクルトもきょうは守備が固い、で、きょうもまた1点勝負!(コレばっか…)
C1-1S
7回表
オスナ…1ボールから左飛、オスナ強いスイング
中村…2ストライク、6球目三ゴロ
濱田…遊ゴロ、小園いい動き、もう心配なし?、床田二回に続いて2度目の3人斬り
甲子園の巨人五回に6点!
C1ー1S
7回ウラ
ヤクルトは石山で塩見退く
末包…1、2球ストライク、ボール、4球目左中間に飛んだ、この回ライトからセンターに回った並木がグラブ伸ばすがこぼした二塁打、いい仕事した末包の代走大盛
堂林…初球ナイスバント、一死三塁
曾澤に回った…初球真っすぐ空振り、真っすぐファウル、高目ボール気味ファウル、4球目詰まった打球センターへ、突っ込んでくる 並木の目の前でワンバン、大盛生還、曾澤2打点、坂倉じゃなくて曾澤と床田のバッテリー、ベンチの策また成功
C2-1S
田中広輔…初球ストライク、ファウル2つ、軽打で中前打、一死一、二塁
ネキストに松山がいたが床田打席へ…3バント失敗
ヤクルトは丸山翔にスイッチ
二死一、二塁で小園…いい感じで打った…中飛で3アウト
C2ー1S
八回表
89球の床田まだいける、大盛レフトへ
長岡…4球目空振り三振!
途中出場の丸山和…3-1になって菊地原投手コーチとトレーナーがマウンドへ、床田ベンチに下がる、指のアクシデント?新井監督が出てきた、タリーにスイッチ
一死無走者で丸山和ボールカウント3-1…初球ストライク、2球目ボールで四球
並木…初球150キロストライク、2球目151キロボール、152キロボール、4球目ヤクルトエンドランだ、二ゴロで一塁アウト
二死二塁で武岡…初球顔の前ボール、152キロ空振り、外の151キロわずかにボールで2-1、外スラボールでスタンドから拍手、外スラ入ってフルカウント、154キロ高目完全なる空振り三振!
C2ー1S
8回ウラ
丸山翔続投
野間…3ボール、球筋バラバラ、ストライク2球見て6球目ショート頭上抜くお手本ヒット
秋山…外へ内へ3ボール、ストライク、ファウルでフルカウントから浮いて四球
無死一、二塁で上本ここは送りだろう…初球バントはキャッチャーフライ
代打松山…カーブボールとカーブストライクで1-1から快音左前打、一死満塁、代走矢野
一死満塁で堂林…初球ファウルからカーブをお手本センター返し、2者生還、矢野もサードセーフ、きょうも終盤カウンター攻撃炸裂、丸山和KO、というか最初から球筋バランバラン…これで末包、堂林のスタメン大正解
C4ー1S
ヤクルトは大西
一死一、三塁で曾澤…1-2からの4球目で堂林スタート盗塁失敗、曾澤中飛、この回19分間攻撃、終盤になると攻撃時間が増える
阪神七回に3点返してT5ー8G
九回表
栗林が出てきてスタンド興奮、きのうのきょうで投げるのが新井カープ、逃げていても仕方ない、ショートに矢野、小園セカンド、上本レフトへ、こういうシフトも首脳陣のプラン通り
代打宮本…1、2球ボール、151キロ浮いて3ボール、152キロストライク、152キロ決まってフルカウント、ここで栗林間を取る、真っすぐ三ゴロ、送球逸れたので高津さんリクエストもアウト変わらず
村上…初球三ゴロ
オスナ…初球二飛でゲームセット!栗林ほっとした表情、チーム10連勝!この勢いであす甲子園へ!ヤクルトはマツダスタジアム9連敗
C4ー1S
以下、この試合のみどころ「note 田辺一球・きょうのカープはたぶんこうなる…」でプレーボール前にアップした内容です
予告先発は広島が床田(8勝2敗)、ヤクルトが石川(2勝5敗)
昨夜のマツダスタジアムと甲子園はホームチームが強かった!
マツダスタジアムは四回に勝ち越し五回にダメ押し。その時点で阪神は逆転されていたが七回、再逆転した。
負けた巨人は阪神に6連敗で借金2。阪神に3勝9敗1分け、カープに5勝10敗。5位ヤクルトとは2・5差でいずれひっくり返されるだろう…
巨人の本塁打数101は突出しており、阪神42、カープ56、DeNA58、ヤクルト74、中日40。
話は飛躍するが8・6、8・15が近づく中で、広島人として思いを巡らせるのは、あの46センチ砲を備えた戦艦大和が海の藻屑と化した物語…
「アルキメデスの大戦」(三田紀房著)では巨艦大砲主義に異を唱えた人たちのことも精密に描かれているが、航空機での決着がつく空母の時代に大和に固執した日本は愚かだったし、それを止めることができない国民性…と解釈することもできる。
そしてロシアのウクライナ侵攻や中国による台湾統一の動きが加速する今、また日本は再び…???
話を野球に戻すと巨人大砲主義は完全に裏目に出ている。それをあざ笑うかのように大砲抜きの打線でカウンター波状攻撃を続けているのが新井カープ。大砲は滅多に発射されず、だからこそたまに飛び出す長距離砲の一発には効果がある。
…なので末包は当分、一軍に帯同する。その中で四番を打つことはないが七番あたりでスタメン出場する回数を増やしていきたい。
「アルキメデス…」では数学力が戦争を大きく左右する。それは厳然たる事実で、現代の戦争はコンピューターによって戦わずともほぼ勝ち負けが予想できてしまう。
新井監督が学生時代、数学好きだったという話は聞いたことがないし、本人が数学自慢したのも見たことがない。
しかし、この計算し尽くされたような9連勝はマグレではない。アルキメデスのような参謀が存在する、ということなのか…
アルキメデスでなくとも分かるのはきょう予告先発の床田が確実に試合を作ってくれる、ということ。前回登板は海の日、7月17日でインターバル十分、新井監督らの配慮がうかがえる。
ヤクルト戦は今季2試合に投げて勝ち負けつかず、防御率1・54。7回2失点以内、ぐらいか…
高津監督の秘策、左の先発3連投はすでに2度、失敗に終わり残るはドック入り整備を終えた旧型ながら高性能の戦闘艦「いしかわ」だけ。
今季初対戦で“戦前の予想”は難しいが対右打者の被打率・370というデータが存在する。堂林、末包、右の大砲がまた炸裂するか…
※この記事はあくまでフィクションとしてお読みください…
※この記事内で選手などの呼称は独自のものとなっています。