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画像は前日会見で笑顔を見せる森保一監督

FIFA World Cup 26™/AFC Asian Cup Saudi Arabia 2027™ Preliminary Joint Qualification－Round2（FAFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選）

２０２４年6月11（火）広島/エディオンピースウイング広島
SAMURAI BLUE（日本代表）vsシリア代表
午後７時10分キックオフ
フジテレビ系で生中継

２０２６年Ｗ杯アジア２次予選の最終戦となるシリア戦を翌日に控えて６月10日、会場のエディオンピースウイング広島で日本代表の森保一監督が会見した。

その中でおよそ１００名が集まったメディア各社、フリーランス記者中から「監督ご自身も構想に関わったり、紆余曲折あってスタジアムが完成したこと」に関する質問が出た。

日本代表のシステム（６日のミャンマー戦に続いて３バック採用、ゲーム中に可変も）や堂安律ら個々の選手に関する質問も複数あったが、森保一監督が一番丁寧に答えたのがこの質問だった。

広島でJリーグ誕生とともにキャリアをスタートさせ、サンフレッチェ広島監督時代に「新スタジアム建設」へ最も情熱的なアクションを起こしてきた。

それが”ぽいち流”…

あす11日で北中米W杯までちょうど２年。フル代表を率いて「W杯優勝」を掲げ長く厳し道が待つ。その中でも「ピースウイング」の下での戦いは、やはり特別なものになる。森保一監督にとって、SAMURAI BLUE広島にとってにとって、広島にとって、日本サッカーにとって、世界のサッカーとスポーツ文化を愛する人々にとって…

なお、年齢制限のない日本代表戦の広島開催は20年ぶり。しかもエディオンピースウイング広島の収容能力は代表戦基準の４万人を大きく下回る２万８５００席。チケットはあっという間に売り切れた。要するに、森保ジャパンでなければこの広島市民・県民にとって”夢のような時間と空間”は実現しなかったことになる…

森保一監督の質問に対するコメント

広島でのサッカースタジアム建設に向けて、その思いを持っているひとりとして活動させていただきましたが、サッカーだけじゃなくて広島の多くの方々の思いで新スタジアムができたかなと思っています。

私が現役生活を長く過ごし、指導者としてもお世話になって、そして人としてもいろんな成長をさせていただいた土地でありますので、広島で試合ができることは非常に嬉しく思っています。

ここで試合をさせていただける意義としては、いくつかありますけど、私自身が思っていることは街中サッカースタジアムである、ということをこの広島から全国のみなさんに見ていただき、そして我々がいいプレーをすることで、ピッチとスタジアムが一体感を持ってエキサイティングな空間を作れるということです。

サッカー、スポーツとしての魅力を感じていただいて、街の宝になるスタジアムであるということを、サッカー関係者だけじゃなくいろいろな方々に認識していただいて、素晴らしい提供ができればなと思っています。我々はサッカーですけど、スポーツで社会貢献できるということを考えてもらえるように、あしたの試合は戦いたいと思います。

もうひとつは、サッカーはグローバルスポーツであり、クラブ単位でのACL等々、国際試合もありますし、日本全国各地のみさんはもちろんですけど、世界的にもサッカーを通して広島に足を運んでいただければと思っています。

それは、どういうことかと言うと、広島は世界でふたつしかない原爆の被爆地ですし、現在も世界で戦争や紛争が多く起こる中、悲しい思い、大変な思いをしている方々大勢いるという現実が起こっていると思います。

尊い命を大切にするということと、みなさんが平和に穏やかに暮らせるということ、そして平和を考えていただくという意味では、この広島で試合があり、ピースウイング広島の近くに平和公園、原爆ドームがある中、歴史に触れていただいて、平和を考える機会になれば、と思っています。