市立呉、総合技術、瀬戸内、広島新庄など3回戦へ、広陵はコールド発進～第１０６回全国高校野球選手権記念広島大会第５日

2024年07月13日: 編集部

画像は盈進と市立呉、試合後の整列

第１０６回全国高校野球選手権記念広島大会第５日（７月13日）

２回戦11試合があった。優勝候補の広陵は大竹に八回コールド勝ち。第３シードの国際学院と総合技術も初戦を突破した。

１００球以上を投げて完投した投手が５人いた。イニングにバラつきはあるが10チームが２投手でつないで暑さに対抗した。

＜電光石火きんさいスタジアム三次＞
広陵７－０大竹（七回コールド）
並木学院・忠海・加計13－０世羅（五回コールド）

広陵は初回、一死から二番・田村夏芽（３年）が右前打で出塁。続く土居湊大（３年）の初球で二盗を試みたが刺された。土居湊大の中前打と只石貫太（３年）の死球で一、二塁として五番・枡岡憲志（３年）の中越え二塁打などで３点を先制した。

三回にも２点を加えた広陵に対して、大竹の先発左腕、松島壮史（３年）は粘り強く投げて中盤３回はゼロを並べて見せた。ただ打線は広陵の堀田昂佑（２年）－山口大樹（３年）の継投の前に無安打だった。

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並木学院・忠海・加計は毎回得点で、連合チーム夏の広島大会初戦連敗記録を20で止める”金星”。連合チーム勝利は11年ぶり。主将の岩永尚磨（３年）が完投した。

＜鶴岡一人記念球場＞
広島国際学院４－１広島市工
瀬戸内９x－８（延長十回タイブレーク）
広島新庄10－０美鈴が丘（五回コールド）

広島国際学院、広島市工ともふたりの投手をつないで勝機をうかがったが、先制、中押し、ダメ押しした広島国際学院が逃げ切った。

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瀬戸内は、カープで長らくコーチを務めた永田利則新監督（出身高校は広島商）の下、初めての夏を迎えた。瀬戸内は２度のリードを守れず九回にも追いつかれて延長へ。さらに延長十回に４点を許したて受け身に回りかけたがその裏、５点を奪ってサヨナラ勝ちした。

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優勝候補の一角でノーシードからの勝ち上がりを狙う広島新庄は一番・高橋心雅（３年）が４打数４安打２打点。松田壮一郎（３年）は３安打ピッチングと投打の歯車が噛み合った。

＜エブリイ福山市民球場＞
高陽東10－０上下・福山商・三原東（五回コールド）
近大福山１－０武田（延長十回タイブレーク）

高陽東は７安打で10点、上下・福山商・三原東は無安打で失策も７を数えた。合同チームでの練習時間は限られており、調整には様々な工夫が欠かせない。

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近大福山と武田は見ごたえ十分の投手戦となり、ゼロゼロのま延長戦に突入。近大福山の六番を打つエース赤田有（３年）が延長十回に自ら犠飛を上げ、その裏も抑えて１２０球の粘投で勝利を引き寄せた。武田の神田優作（３年）も10回１２８球完投したが、チームのモットーである「フルスイング野球」不発で援護に恵まれなかった。

＜バルコムBMW野球場＞
観音１－０修大協創
如水館３－０舟入

昨年度創部の修大協創（鈴峯学園と修道学園の合併にともない誕生）は初舞台に立ち、観音の５安打を上回る７安打を放った。観音は三回に奪った１点を守り切った。

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如水館の２年生エース、木村瑠生は９回133球完投で被安打６。舟入もよく粘り八回までは１対０と拮抗した展開だった。

広島工大高の応援風景