画像は新井貴浩監督と小園海斗
8月20日 〇8ー3巨人(東京ドーム)
広島 200 500 010・8
巨人 010 200 000・3
広島通算105試合57勝43敗5分け(首位キープで2位巨人と2差)
18時開始・3時間15分、41,688人
相手先発 ●山崎伊4回9安打7失点
広島本塁打 -
巨人本塁打 岡本和19号ソロ
広島登録抹消 ▼九里(19日)
広島スタメン
一番センター秋山
二番ライト野間
三番サード小園
四番レフト末包
五番ファースト坂倉
六番セカンド菊池
七番ショート矢野
八番キャッチャー曾澤
九番ピッチャー森下〇(17試合10勝4敗)5回99球8安打3失点(自責3)
森浦
ハーン
島内
黒原
盆休みが明けて、待っていたのは東京ドームでのゲーム差1の首位攻防戦だった。8対3のスコアで勝った広島・新井監督は「あそこの小園、粘ってよく見極めてフォアボールを選んでもぎ取った打点はきょうのゲームの中で一番大きなポイントになったと思います」と話した。チームの貯金は今季最多の14になった。昨季の最大15まであとひとつ…
敗れた巨人・阿部監督も「ツーアウトあと、あとひとり、(小園を)2ストライクに追い込んでからのあと1球ということとが詰められなかった、それが全てです」と振り返った。
9勝4敗、防御率1・58の森下と8勝4敗、同1・87の山崎伊の両先発で始まった試合は初回に広島が四番末包の2点二塁打で先制し、二回に巨人が岡本の19号ソロで1点返す、予想外の展開になった。
迎えた四回、広島は矢野、曾澤の七、八番が連続ヒット。森下は初球バントファウルのあと2球続けて動きを見せず4球目で二刀流バスター。跳ねた打球がサード坂本の頭上を越えて無死満塁。
それでもまったく表情を変えることのなかった山崎伊の前に秋山、野間が連続三振…決め球はともにフォークだった。
そして両監督が口にした小園vs山崎伊の7球勝負へ。
1、2球目のフォークを空振りした小園は追い込まれたようで実は冷静だった。3球目のつり球にはもちろん手を出さず、そのあと2球続いた低目のフォークを見切ると”その手にはのりません”とばかりに2度首を横に振った。
巨人バッテリーは6球目に真っすぐ、7球目にフォークを選択した。結果はファウルのあと、押し出し四球。一塁に歩き出した小園は今度は3度首を横に振り何事かつぶやいたのだった。
その時点ではまだ2点差。続く末包は走者一掃の二塁打を放ち、坂倉の中前適時打でリードは6点になった。その裏、2点を返されるなど投げる方の森下は本調子ではなかたったが六回以降は森浦-ハーン-島内-黒原のリレーで楽々逃げ切った。
「先制できたことによって主導権を握れたので、しっかりといい流れのまま中盤、終盤を迎えられたと思います」(新井監督)
残る2戦は床田-グリフィン、アドゥワ-戸郷の投げ合いになる。あすの床田-グリフィンは前回3連戦の2戦目(延長12回3対3引き分け)と同じ顔合わせ。第3戦のアドゥワは前回の第1戦でプロ初完封勝利を挙げ、戸郷もまた第3戦で完封勝利をマークしている。